プログラムPROGRAM

上映再開プログラム
神戸映画資料館所蔵作品フィルム上映
2020年6月6日(土)〜

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため4月より上映を休止してきましたが、間もなく再開できそうな情勢となってきました。当館では所蔵作品の上映から始めます。時代劇からドキュメンタリー、巨匠監督による名作とバラエティ豊かに取り揃えました。
 

・ 状況により上映を中止・延期する可能性があります。
 
・ ご入場は座席数の3分の1以下の12席に制限いたします。
 
・ メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039
 
・ 風邪等の症状や体調に不安があるお客様は、ご来場をお控えくださいますようお願いいたします。
 
・ ご来館時にはマスクの着用をお願いいたします。
 
・ 所蔵フィルムは今後も上映する機会が多くありますので、不安のある方は次の機会にお願いいたします。

 

「折鶴お千」
(1935/90分/サウンド版/35mm)第一映画
監督:溝口健二 原作:泉鏡花
脚色:高島達之助 撮影:三木稔
出演:山田五十鈴、夏川大二郎、羅門光三郎、芝田新
悪徳商人に食い物にされている女・お千が、愛する男のために尽くすが、貧しさのあまり次々に悲劇が襲う。弁士説明用に黒バックに白字の字幕が多数出る無声映画だが、従来のフル・フレームではなくサウンド・トラックに松井翠聲による活弁が入るサウンド版。

 

「春秋一刀流」
(1939/74分/16mm)
監督・脚本:丸根賛太郎 撮影:谷本精史
美術:鈴木孝俊 音楽:高橋半
出演:片岡千恵蔵、沢村国太郎、市川小文治、原健作、仁礼功太郎、轟夕起子
博徒の親分笹川繁蔵と知り合い、飯岡助五郎との大利根河原の決闘に笹川方の助っ人として参加し闘死した幕末の剣客平手造酒を主人公に描く。巻頭から始まるチャンバラに次ぐチャンバラ、テンポの良い画面編集、高橋半による力強い音楽、字幕が随時挿入され、まるで和洋合奏で観る無声映画のようだ。

 

「怒りの葡萄」
The Grapes of Wrath
(アメリカ/1940/129分/16mm)
監督:ジョン・フォード
原作:ジョン・スタインベック
脚本:ナナリー・ジョンソン
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:ヘンリー・フォンダ、ジェーン・ダーウェル、ジョン・キャラダイン
30年代半ばのアメリカ中西部、小作農の一家は、カリフォルニアを目指す。大恐慌時代の苛烈なアメリカ社会を描いたジョン・フォード監督の傑作。撮影は『市民ケーン』(1941)のグレッグ・トーランド。

 

「蜂の巣の子供たち」
(1948/86分/35mm)
監督・脚本:清水宏
撮影:古山三郎
音楽:伊藤宣二
清水監督は戦災孤児を引き取りともに生活をしていたが、その子どもたちを出演させてオール・ロケーションで撮影した自主製作作品。下関に降り立った復員兵が出会った浮浪児たちを連れて広島、神戸と山陽道を歩いて行く。山中貞雄、小津安二郎、そして溝口健二が天才と呼んだ、清水宏監督の「子ども」と「旅」のテーマが凝縮されている。

 

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」
Night of the Living Dead
(アメリカ/1968/96分/16mm)
監督・原案・撮影:ジョージ・A・ロメロ
脚本:ジョン・A・ルッソ
出演:デュアン・ジョーンズ、ジュディス・オディア
今なお色褪せないゾンビ映画の古典にして、白黒16ミリ、低予算で作られたインディーズホラーの魅力あふれる作品。父親の墓参りに来た兄妹が甦った死体と遭遇し、逃げ込んだ一軒家で死闘を繰り広げる。

 

「満山紅柿 上山 ― 柿と人とのゆきかい」
(2001/90分/16mm)
製作:上山名産紅干柿の記録映画を作る会
監督:小川紳介+彭小蓮(ペン・シャオリン)
(第一期撮影)製作:小川プロダクション
監督:小川紳介 撮影:田村正毅
(第二期撮影)監督:彭小蓮 撮影:林良忠
『1000年刻みの日時計』(1987)に入れることができなかった「牧野物語・紅柿編」として撮影したフィルムを、中国の女性監督・彭小蓮と、台湾から林良忠カメラマンを招いて完成したドキュメンタリー作品。小川紳介が詳細な構成メモを残していたので、彭はその構成メモに従い忠実に仕上げた。
 

《料金》 入れ替え制1本あたり
一般1200円 ユース(25歳以下)700円 会員1000円
《割引》当日2本目は200円引き
予約受付
各回入場制限(座席数の3分の1以下の12席)を行いますので、メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。