プログラムPROGRAM

未分類

日本映画名画鑑賞会
2011年7月3日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


映画の旅 ___現代日本映画を代表する3監督
2011年6月24日(金)〜28日(火)
 
2001年に群馬県で開催された「第16回国民文化祭・ぐんま2001 in たかさき」で行われたシンポジウム「21世紀と映画表現の可能性」のために製作された短編『2001年 映画と旅』(黒沢清監督)、『新世界』(阪本順治監督)と、同じ文化祭での企画「青山真治スペシャル」用に撮られた中編『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』の3作品を一挙上映。
 
[関連企画] 神戸映画資料館レクチャー:映画の内/外
第2回 帝国の映画_青山真治 × 丹生谷貴志対談

 
「2001年 映画と旅」
(2001/15分/DV)
監督・撮影:黒沢清 出演:市沢真吾、高橋洋、古澤健、藤森朋果
国際映画祭参加時に撮られたなにげない風景のモンタージュに暴力的なショットなどが挿入され、不気味な空気を放つ。
 
「新世界」
(2001/18分/DV)
監督:阪本順治 出演:原田芳雄
大阪・新世界界隈を彷徨う「流し」の男(原田芳雄)。酒を飲んで難民問題をつぶやく彼の目的とは……。
 
「すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために」
(2001/51分/DV)
監督:青山真治 出演:万田邦敏、西山洋一、大九明子
現在の風景やニュースフィルム、昭和天皇や大逆事件で絞首刑にされた幸徳秋水と菅野スガ子の写真などの映像に、中野重治(小説「五勺の酒」・詩「雨の降る品川駅」)と夏目漱石(随筆「思い出すことなど」)のテキストの朗読が重ねられる青山真治による「映画史」であり、日本現代史。
   

《料金》3本立て
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 会員学生・シニア900円

《割引》
[レクチャー:第2回 帝国の映画_青山真治 × 丹生谷貴志対談]参加者は200円引き


アルトーと映画
2011年6月11日(土)・12日(日)
 
シュルレアリスムの過激な詩人で、特異な演劇理論家でもあったアントナン・アルトー。彼が俳優として出演する『裁かるゝジャンヌ』と、同じく出演した超大作『ナポレオン』の製作秘話をつづったドキュメンタリー『ナポレオン生誕 映画革命児アベル・ガンス』を上映する。
アルトーが最も映画と親密だった時代で、この2作と同じ時期にジェルメーヌ・デュラック監督『貝殻と僧侶』(1927)の脚本を手がけている。映画芸術が到達した高みを示すプログラム。
 
[関連企画] 神戸映画資料館レクチャー:映画の内/外
第1回 文学芸術全方位トークセッション

 
「裁かるゝジャンヌ」La Passion de Jeanne d’Arc
(フランス/1927/110分[18fps]/サイレント/16mm)
監督・脚本・編集:カール・テホ・ドライヤー
撮影:ルドルフ・マテ
舞台美術:ヘアマン・ヴァルム、ジャン・ユーゴー
出演:ルネ・ファルコネッティ、ウジェーヌ・シルヴァン、モーリス・シュッツ、ルイ・ラヴェ、アントナン・アルトー
 
ドライヤーのサイレント映画の到達点を示す傑作。実際には数ヶ月間にわたって続いた裁判から、ジャンヌ・ダルクが処刑された1日を凝縮して描く。火刑台に送られるジャンヌに付きそう修道士の役をアルトーが演じている。
 
「ナポレオン生誕 映画革命児アベル・ガンス」
Abel Gance et son Napoleon

(フランス/1983/60分/35mm)
監督・脚本:ネリー・カプラン
製作:クロード・マコウスキー
撮影:ジャン・モンシニー
音楽:ベティ・ウィルメッツ、ユベール・ロスタン
 
『鉄路の白薔薇』(1923)などで知られるサイレント時代の巨匠アベル・ガンス。本作品は、歴史的大作『ナポレオン』(1927)制作の秘密を、未公開フィルムを通じて綴る。オリジナル構想は12時間を超えるものであったという。何台ものカメラを使用し、斬新な撮影手法を試みるなど、勃興期にある映画の果敢な挑戦。マラー役でアルトーが出演。1981年にフランシス・フォード・コッポラによって、三面マルチスクリーンとオーケストラ演奏で甦った。   
 

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1000円 学生・シニア900円
会員900円 会員学生・シニア700円

《割引》
2本目は200円引き
レクチャー:第1回 文学芸術全方位トークセッション参加者は1本目も200円引き

協力:神戸芸術工科大学


日本映画名画鑑賞会
2011年6月5日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


外国映画名画鑑賞会
2011年5月28日(土)・29日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
今回は、ジャン・ルノワールのアメリカ時代の2作品。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)
  

《料金》入れ替え制
1本あたり 
会員900円 学生会員・シニア会員700円
《割引》
2本目は200円引き
*非会員のかたは、1日会員(登録料100円)のご登録でご覧いただけます。


日本映画名画鑑賞会
2011年5月22日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


エジプト映画の巨匠 ユーセフ・シャヒーン
2011年4月16日(土)・17日(日)
エジプト映画界のフェリーニあるいは黒澤明とも呼ばれる、ユーセフ・シャヒーン監督。その作品は音楽あり活劇あり歴史あり政治ありの豊かな映像世界で、国際的に賞賛されてきた。
『アレキサンドリアWHY?』では1942年当時国際都市であったアレキサンドリアを、『放蕩息子の帰還』では1960年代ナセル時代末期の小さな町を舞台に物語を紡ぎ、中東現代史の相貌をも浮き彫りにしている。

 ユーセフ・シャヒーン YOUSSEF CHAHINE
1926年エジプト・アレキサンドリア生まれ。大学1年で渡米し、ロサンゼルスで映画と演技を学ぶ。帰国後、24歳の時に父親をモデルにした『誠実なパパ』(1950)で監督デビュー。以降、カンヌやベルリン等の国際映画祭で作品が上映され、高い評価を受ける。『アレキサンドリアWHY?』で、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。1997年『炎のアンダルシア』で、カンヌ国際映画祭の50回記念特別グランプリを受賞。世界を代表する11人の監督によるオムニバス作品『セプテンバー11』(2002)にも参加した。2008年、82歳で逝去。

 
「アレキサンドリアWHY?」 Iskandariyah… lih?
(エジプト/1979/132分/35mm)
製作:ミスル・インターナショナル・フィルム
配給:シネマトリックス、アイディ
監督:ユーセフ・シャヒーン
脚本:ユーセフ・シャヒーン、モフセン・ザイド
撮影:モフセン・ナスル
音楽:ファウド・ザヘリー
出演:モフセン・モヒーディーン、マフムード・メリーギ、モフセナ・タウフィーク、ライラ・ハマーダ、ザイナブ・セドキー
ベルリン国際映画祭銀熊賞・審査員特別賞
1942年のアレキサンドリア。演劇に情熱を燃やす18歳の青年の夢と友情、そして家族との絆を鮮やかな映像で綴る。シャヒーン監督の自伝的4部作(アレキサンドリア・シリーズ)の第1作。アラブ人青年とユダヤ人の娘の恋、エジプト人貴族とイギリス軍兵士のホモセクシャルな愛、そしてチャーチル暗殺を企むナショナリストや戦争成金など、多彩な人間模様。
題名の「アレキサンドリアWHY?」とは、アメリカへの演劇留学の夢断ちがたい主人公が自問する「アレキサンドリアよ、何故僕はここにいなければならない?」に由来するが、同時に「何故、私たちはいつも戦争の時代を生きなければならないのか?」というシャヒーンのプロテストの声も秘められている。
 
 
「放蕩息子の帰還」 Awdet el Ebn el Dal
(エジプト/1976/125分/35mm)
製作:ミスル・インターナショナル・フィルム
配給:シネマトリックス
監督:ユーセフ・シャヒーン
脚本:ユーセフ・シャヒーン、サラーハ・ジャヒーン、ファルーク・ベローファ
撮影:アブデル・アジズ・ファミー
音楽:アブー・ザイド・ハサン
出演:ショクリー・サラハーン、アーメッド・メヘレズ、ソヘイル・モルシェディ、サイド・アリー・クーイラート、ヒシャム・セリム
1952年の革命後、解放者としてのナセルの栄光が、1967年の第3次中東戦争の敗北や経済危機によって失われつつあった1960年代末期の小さな町が舞台。投獄されていた工場主一家の次男の帰還がもたらすある家族の崩壊と、そこから旅立つ若き恋人たちを対比させ描く。歌や踊りを多用するエジプト映画の伝統的手法を使って作られた、シャヒーン独自の “音楽悲劇(ミュージカル・トラジェディー)” 。
1962年にはナセル大統領の栄光を讃える大作『サラディン』を監督したシャヒーンだが、その後、政府の弾圧から逃れるため、64年から66年にかけてレバノンへの亡命を余儀なくされた。
    

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 会員学生・シニア900円

《割引》
2本目は200円引き


忘れられた映画の再発見 収蔵作品より
2011年4月9日(土)・10日(日)
第3回恵比寿映像祭(2月18日〜27日)で【忘れられた映画の再発見 神戸映画資料館セレクション】として当館の収蔵作品(所蔵:プラネット映画資料図書館)が上映されましたが、同じプログラムを凱旋上映いたします。さらに近年、国立近代美術館フィルムセンターに素材提供して復元した新大都映画2作品と大正期の珍しいフィルムをまとめて上映いたします。

Aプログラム
「ターチャンの海底旅行」
(1935/7分/サイレント/35mm)監督:政岡憲三
『くもとちゅうりっぷ』などの作品で知られるアニメ映画の巨星、政岡憲三の新発掘フィルム。ターちゃんとミーちゃんが豆潜水艦で海中散歩して遭遇する危機や冒険を描いた作品で、映画保存協会が「映画の里親制度」により2010年の「第5回映画の復元と保存に関するワークショップ」の課題として9.5ミリから35ミリにブローアップしたもの。本来はトーキーだが、音声現存せずサイレント上映。

 

「ノンキなトウサン竜宮参り(夢の浦島)」
(1925/10分/35mm)監督:木村白山
なまけ者のノンキなトウサンが、夢で海中のカフェー竜宮館で遊び、みやげに貰った玉手箱から出てきた鬼におどろかされ働き者になるというアニメーション。本来はサイレントだが、1942年に牧野周一の解説を入れたトーキー版。木村白山は看板描きからアニメに転身し「白山漫画」として知られた作家だが生没年、本名、出身地など不明で謎の多い作家。

「美の誕生」
(1948/9分/35mm)監督:岡崎宏三
川島雄三、豊田四郎、小林正樹ら多くの名監督と様々な作品を手掛け、80歳を越えても現役カメラマンとして活躍、2005年に86歳で没した撮影監督・岡崎宏三が監督・撮影したデンマーク体操の紹介映画で、女学生たちが音楽に合わせてリズミカルに体操する美を描く映像詩。そのカメラワークや編集などサイレント時代から培った岡崎の技が見どころ。

「煉獄に咲く花」
(1953/38分/35mm)監督:石山稔
ある売春婦の手記を映画化したもので、水害で家族を失い東京に出てきて路頭に迷っていたところ、声をかけてきた親切そうな女に騙されて娼婦に転落した女と、貧しい漁村から病身の母の治療費をかせぐために東京に出て娼婦になった女を主人公に、人身売買の悲惨な実体を批判する映画。「衆議院参議院婦人議員推薦」と字幕が出る。

 

 

「海魔陸を行く」
(1950/53分/35mm)監督:伊賀山正徳
漁師が蛸壺で捕まえた蛸が、行商中の魚屋の荷車から脱げ出し、線路で列車に轢かれそうになったり、野原の火災に巻き込まれたり、野山の各種動物に襲われるなど、さまざまな危機を乗り越えて故郷の海を目指すという風変わり極まりない映画。解説は徳川夢声が担当。残念ながらタイトルや若干のシーンが欠落している。

 

Bプログラム
「チャップリンとクーガン[仮題] 」
(1920年代/11分[16fps/部分]/染色/サイレント/35mm)監督不詳
チャップリンらしきキャラクターや「キッド」の子役ジャッキー・クーガンを思わせるキャラクターが登場し、日本の映画撮影を見学する内容のアニメーション。フィルム入手時には3巻あったが、内1巻は完全に溶けて画像が消滅していたので、残り2巻を不燃化したもの。文献の記録に見あたらない不思議な作品。

 

 

「元祖 大曲藝連鎖 東京江川巡業部」
(大正時代/1分[16fps/断片]/サイレント/35mm)監督不詳
幕末の軽業師・江川作蔵が南洋に渡って修得したと言われる玉乗りは、明治初年から関東大地震まで浅草六区で興行し大評判だった。この「江川の玉乗り」を撮影した映画も多数記録されているが動く映像は存在しないと思われていたので、断片ではあるが歴史資料的価値は高いはずである。

 

「怪談 皿屋敷[仮題] 」
(1923年以前/11分[16fps/断片]/染色/サイレント/35mm)監督不詳
フィルムセンターの調査によるとおそらく日本映画のなかで現存する最古の「皿屋敷もの」。断片なので作品名を特定できないが古い形式の映画の一例として興味深い。二重露光や逆回転撮影など後の特撮がすでに使用されており、当時の撮影技術を知る上でも貴重なフィルムである。

 

「剣劇女優とストリッパー 」
(1953/26分/35mm)
新大都映画 監督:平澤譲二 撮影:富澤恒夫 美術:古川健一 音楽:志村道三
出演:大都あけみ、奥山紗代、三島百合子、空飛小助、キャロル都
当時人気のあった女剣劇とストリップを組み合わせた客受け狙いの際物映画。田舎の芝居小屋で歌舞伎芝居が不入りだったが、東京から呼び寄せたストリップと歌舞伎の二本立て興行をしたところ大成功。映画スターに出世した女座長の回想として描く。無声映画の弁士として知られる加藤柳美が画面を説明。

「アナタハン島の眞相はこれだ!! 」
(1953/53分/35mm)
新大都映画 監督:吉田とし子 撮影:亀谷明正 美術:大溝一彦 音楽:加藤光雄
出演:比嘉和子、髙野眞、小泉郁之介、諏訪孝介、加藤勇、佐伯徹、熊木浩介、里木三郎、大塚周夫
太平洋の孤島で1人の女性と32人の男達が共同生活していくうちに、男たちがその女性を巡って争うようになり、男性達の間で公然と殺し合いが行われるようになったという「アナタハンの女王事件」の映画化。当事者である比嘉和子本人が主演するという話題性を狙った際物映画で、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督が『アナタハン』を作るにあたって参考にしたとされる。初期の女性監督作品でもある。

《料金》入れ替え制
1プログラムあたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2プログラム目は200円引き


日本映画名画鑑賞会
2011年4月3日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


即興ライブ演奏付き「イタリア麦の帽子」上映
2011年3月27日(日)16:00〜

結婚式当日を迎えた花婿。彼の馬が、逢い引き中の人妻の麦わら帽子を食べてしまい…。
後に、『自由を我等に』『巴里の屋根の下』などを手がけるルネ・クレール監督の軽快な傑作喜劇。
 
『イタリア麦の帽子』LE CHAPEAU DE PAILLE D’ITALIE
(フランス/1927/82分[20fps]/サイレント/16mm)
監督:ルネ・クレール
撮影:モーリス・デファシオ、ニコラ・ルダコフ
美術:ラザール・メールソン
出演:アルベール・プレジャン、オルガ・チェホヴァ、マリーズ・マヤ、アリス・ティソ、アレクシス・ボンディレ
 
演奏
尾中泰雄(バイオリン、マンドリン)、木内健弘(コントラバス)、ほか
 

《料金》
[生演奏付き上映会]
一般:1500円 学生・シニア:1200円
会員一般:1200円 会員学生・シニア:1000円


ルイス・ブニュエルのメキシコ・スペイン作品
2011年3月19日(土)〜21日(月・祝)
ルイス・ブニュエルは、ダリと共同監督した初監督作『アンダルシアの犬』やドヌーブ主演の『昼顔』など、フランスで制作した作品で一般的には有名であるが、今回は、故郷スペインで監督した作品と、一時期、低予算映画を量産した地・メキシコ時代の作品を集めた。ブニュエルのアナーキーな魅力が詰まった傑作揃い。
  
Aプログラム
「忘れられた人々」LOS OLVIDADOS
(メキシコ/1950/77分/16mm)
監督:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル、ルイス・アルコリサ
撮影:ガブリエル・フィゲロア
音楽:ロドルフォ・ハルフター
出演:ロベルト・コボ、エステラ・インダ 、アルフォンソ・メヒア
メキシコシティのスラム街を舞台に、半ばうち棄てられた貧しい少年たちの物語。不良少年たちの救いのなさがリアリスティックに描かれるが、主人公の少年が見る夢のシュールなイメージなども見所。ブニュエルは、自伝「映画、わが自由の幻想」の中で、フランス語公開題『忘れられた人々ーあるいは、彼らを憐れみ給え』について、「あほらしい」と語っている。
 
 
Bプログラム
「ビリディアナ」VIRIDIANA
(スペイン/1960/91分/16mm)
監督:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル、フリオ・アレハンドロ
撮影:ホセ・フェルナンデス・アグアイヨ
出演:シルヴィア・ピナル、フェルナンド・レイ、フランシスコ・ラバル、マルガリータ・ロサーノ
メキシコからスペインに帰還して手がけた第1作。修道女を目指しているビリディアナ。孤独な老貴族である叔父が、彼女に睡眠薬を飲ませ犯したと告げる。怒ったビリディアナが去ったことで叔父は自殺。彼女は亡き叔父の館で救済事業を始めるが…。その後のブニュエル作品に欠かせないフェルナンド・レイが初出演。
Cプログラム2本立て
「砂漠のシモン」SIMON DEL DESIERTO
(メキシコ/1965/43分/16mm)
監督:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル、フリオ・アレハンドロ
撮影:ガブリエル・フィゲロア
音楽:ラウル・ラヴィスタ
出演:クラウディオ・ブルック、シルヴィア・ピナル
紀元4世紀の「柱頭の聖シメオン」を映画化。青春時代にロルカからすすめられて以来、ブニュエルの頭にあった企画である。砂漠にそびえ立つ柱の上で、日々神に祈りを捧げているシモンは、悪魔の誘惑と闘う。長編の計画が途中で資金途が底をついたため中編として完成させた。
 
「糧なき土地」LAS HURDES
(スペイン/1932/20分/16mm)
監督・脚本:ルイス・ブニュエル
撮影:エリ・ロタール
『アンダルシアの犬』『黄金時代』とシュールレアリズムの傑作を撮った後、スペインに戻り手がけた第3作。スペインの荒涼たる山岳地帯の貧困生活を描いた短編ドキュメンタリー。
  

《料金》入れ替え制
1プログラムあたり 
会員900円 学生会員・シニア会員700円
《割引》
2プロ目は200円引き
*非会員のかたは、1日会員(登録料100円)のご登録でご覧いただけます。


「淀川長治独演会」DVD発売記念特別上映 淀川長治とチャップリン特集
2011年3月12日(土)・13日(日)
この度、神戸出身の映画評論家、淀川長治さんのワンマン・トークを記録した『淀川長治独演会・わたしの映画愛』『淀川長治独演会・素晴しき哉、映画』が日本コロムビアから2枚のDVDとして発売されました。これを記念し神戸映画資料館では『淀川長治独演会・わたしの映画愛』を特別上映いたします。
これは、1994年10月に早稲田大学大隈講堂で行われた講演で、デビュー前から友人だった黒澤明監督の作品について、子供の頃から敬愛するチャップリン映画の魅力や神戸港でのチャップリンとの会見秘話、『2001年宇宙の旅』『ラストタンゴ・イン・パリ』など映画の魅力が熱く語られます。また淀川長治さんが深く愛したチャップリンの作品を参考上映いたします。
  
Aプログラム
「淀川長治独演会・わたしの映画愛」
(83分/DVD)
淀川流の映画の観方、味わい方が満載の講演ライブ映像。『羅生門』をはじめとする黒澤明監督作品の面白さ、チャップリン映画の観方とその秘話、また問題作『ラストタンゴ・イン・パリ』の映画感覚や、さらにファーストシーンとラストシーンの楽しみ方など、淀川流映画人生が熱っぽく語られる。特に黒澤作品についてのトークは圧巻である。
(1994年10月19日 早稲田大学大隈講堂で収録)
参考上映 「淀川長治のチャップリン・アルバム」
(20分/16mm)
『街の灯』『モダン・タイムス』『独裁者』『殺人狂時代』『ライムライト』『黄金狂時代』などチャップリンの名場面を淀川長治が巧みな話術で語る。1970年代にまとめられたフィルムで「日曜洋画劇場」でお馴染みの淀川節が甦る。
 
 
Bプログラム
「黄金狂時代」The Gold Rush
(アメリカ/1925/91分/サウンド版/16mm)
製作・監督・脚本・音楽:チャールズ・チャップリン
撮影:ローランド・トザロー
出演:チャールズ・チャップリン、ジョージア・ヘイル、マック・スウェイン
ゴールド・ラッシュに湧くアラスカ。一攫千金を夢みる探鉱家のチャーリーは山小屋で指名手配犯と遭遇する…。空腹のあまり靴をゆでて食べるシーンはあまりにも有名。
Cプログラム
「街の灯」City Lights
(アメリカ/1931/87分/サウンド/16mm)
製作・監督:チャーリー・チャップリン
撮影:ロリー・トザロー、ゴードン・ポロック
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:チャーリー・チャップリン、ヴァージニア・チェリル 、フローレンス・リー
浮浪者のチャーリーは街で花売りの盲目の娘と出会い一目惚れ。なけなしのコインで一輪の花を買うが、金持ちの紳士と思いこまれた。その後、娘のために献身するチャーリーの悲哀を見事に描いた傑作。
 

《料金》入れ替え制
1プログラムあたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2プログラム目は200円引き

協力:NPO法人古き良き文化を継承する会、日本コロムビア株式会社、岡田喜一郎


日本映画名画鑑賞会
2011年3月6日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


走れ!喜劇王キートン
2011年2月19日(土)・20日(日)
無表情をトレードマークにしたサイレント時代の大喜劇俳優バスター・キートンの、長編2作品と、傑作『キートンの警官騒動』を含む短編集を上映。
  
Aプログラム
「キートンのセブン・チャンス(キートンの栃麺棒)」SEVEN CHANCES
(アメリカ/1925/56分/サイレント/16mm)
監督:バスター・キートン
原作:ロイ・クーパー・メグルー
脚本:ジーン・ハーベッツ、クライド・ブラックマン、ジョゼフ・ミッチェル
出演:バスター・キートン、ロイ・バーンズ、ルス・ドワイヤー、ジーン・アーサー
祖父の遺産を受け取る条件は、27歳の誕生日の午後7時までに結婚すること。誕生日当日にそのことに気づいた主人公ジミーは、女性にプロポーズをしまくるも次々に断られる。ところが、疲れ切って教会で眠ってしまった彼のもとに、新聞広告の花嫁募集を見た無数の花嫁候補が続々と集結し…。
 
 
Bプログラム3本立て
「キートンの警官騒動」COPS
(アメリカ/1922/24分/サイレント/16mm)
監督:バスター・キートン
出演:バスター・キートン、ヴァージニア・フォックス、ジョー・ロバーツ
高慢な女性から、実業界で成功することを結婚の条件に出された善良で貧しい青年。そんな彼が、芋づる式に悪運を引き込み、何百という警官に追われるはめに陥る。
「キートンの鍛冶屋」THE BLACKSMITH
(アメリカ/1922/29分/サイレント/16mm)
監督:バスター・キートン
出演:バスター・キートン、ヴァージニア・フォックス
鍛冶屋の丁稚キートンは失敗続きで親方に怒られっぱなし。そんな彼が一人留守番をすることになり、馬や車を相手に騒動を巻き起こす。
「キートンの囮(おとり)」JAIL BAIT
(アメリカ/1937/19分/16mm)
監督:チャールズ・ラモン
脚本:ポール・ジェラルド・スミス
出演:バスター・キートン、ハロルド・グッドウィン、バッド・ジェーミソン
誘拐殺人事件が発生。新聞社の雑用係のキートンは、警察を出し抜いて犯人を捕まえようと考えるルームメートに頼まれ、犯人のふりをするが、事態はあらぬ方向に…。
Cプログラム
「キートンの大学生」COLLEGE
(アメリカ/1927/66分/サウンド版/16mm)
監督:ジェームズ・W・ホートン 脚本:カール・ハルボー
撮影:デイヴ・ジェニングス
出演:バスター・キートン、アン・コーンウォール、ハロルド・グッドウィン
勉強はできるものの運動神経はゼロの大学生キートンが、憧れの女の子メアリーを振り向かそうと、様々なスポーツに挑戦する。実際には運動神経抜群のキートンが、運動音痴を演じるのが見物の学園コメディ。
  
  

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1000円 学生・シニア900円
会員900円 学生会員・シニア会員700円

《割引》
2プロ目は200円引き


日本映画名画鑑賞会
2011年2月6日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。