プログラムPROGRAM

映画づくりの現場
2008年4月5日(土)・6日(日)
映画史を飾るトリプル・エクラン(3面スクリーン)による超大作『ナポレオン』のメイキング・フィルムと、伊福部昭ファンにもお馴染みの名作『アナタハン』(スタンバーグ監督)の真相に迫った必見の迷作。
「ナポレオン生誕 映画革命児アベル・ガンス」Abel Gance et son Napoleon
(フランス/1983/60分/35mm)
監督・脚本:ネリー・カプラン
製作:クロード・マコウスキー
撮影:ジャン・モンシニー
音楽:ベティ・ウィルメッツ、ユベール・ロスタン
『鉄路の白薔薇』(1923)などで知られるサイレント時代の巨匠アベル・ガンス。本作品は、歴史的大作『ナポレオン』(1927)制作の秘密を、未公開フィルムを通じて綴る。オリジナル構想は12時間を超えるものであったと言われる『ナポレオン』は、1981年にフランス・コッポラによって、三面マルチスクリーンとオーケストラ演奏で甦った。

「アナタハン島の真相はこれだ!!」
(1953/64分/35mm)
監督:吉田とし子
撮影:亀谷正明
音楽:伊藤宣二
出演:比嘉和子、劇団東芸
1951年、サイパン島に浮かぶアナタハン島から救出された日本人たちが、島にたった1人の日本人女性比嘉和子をめぐり、7年間も終戦を知らずに陰惨な争いを行っていた事が発覚し事件となった。本作品は、この事件の当事者が本人役で出演するというキワモノ映画。『嘆きの天使』や『モロッコ』で有名なジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の『アナタハン』(1953)は、この映画に触発されて制作されたという。
[料金]   2本目は200円引き
会員:900円 会員(学生・シニア):700円

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