プログラムPROGRAM

ドキュメンタリー映画「“私”を生きる」
2012年3月30日(金)〜4月10日(火)[水・木休館]

 
 
  いま学校で、
 
  そして日本で
  何が起きているのか?
 
  “教育現場での言論と思想の統制” に抗う
  3人の教師たちの姿をみつめる
 
 
 
 
 
 

   4月1日(日)13時40分の回終了後 トークイベント 土肥信雄さん(出演者)
        (参加無料/要当日鑑賞チケット/13:40の回鑑賞者が優先)

 
「“私”を生きる」(2010/138分/DV)
監督・撮影・編集:土井 敏邦  編集協力:(株)らくだスタジオ・森内 康弘
製作:「”私”を生きる」制作実行委員会  配給・宣伝:浦安ドキュメンタリーオフィス、スリーピン
 
山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 出品
  
[公式サイト]
 
近年、教育現場では教師たちの言論が厳しく統制され、卒業式・入学式では 「日の丸・君が代」が強制されているが、それらの「教育統制」の巨大な流れに毅然と抗い、“教育現場での自由と民主主義”を守るため、弾圧と闘いながら “私”を貫く教師たちがいる。
 「自分に嘘をつきたくない。生徒に嘘をつきたくない」
  ―― 根津 公子(元中学校教員・家庭科)
 
 「炭鉱の危険を知らせるカナリヤの役割を担いたい」
  ―― 佐藤美和子(小学校教員・音楽専科)
 
 「今言わなければ後悔する。その後悔だけはしたくない」
  ―― 土肥 信雄(元三鷹高校校長)
2011年11月の大阪市長選で橋下徹前知事が当選するなか、11月28日には 出演者のひとり、根津公子さんの君が代不起立による停職処分取消訴訟の最高 裁弁論が行なわれ、その最高裁判決が2012年1月16日に、そして1月30日 には同じく出演者の土肥信雄元都立三鷹高校校長の非常勤教員採用拒否訴訟の 地裁判決が予定されており、その動向が注目されている。彼らの真摯な思いは、 果たして行政を、教育を動かすことができるのか。3人の今後に目が離せない。

  これは「教育」問題や「日の丸・君が代」問題を論じるドキュメンタリーではない。
  日本社会の“右傾化” “戦前への回帰” に抵抗し、“自分が自分であり続ける” ために
  凛として闘う、3人の教師たちの “生き様”の記録である。
                                    土井敏邦

《料金》
当日
一般1500円 学生・シニア1000円 高校生以下800円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。