イベントEVENT
2008 5

西條遊児2008年5月15日(木)
要ご予約/定員40名
記録映画を見る会”5月の映画会”が決まりました。昭和の神戸の記録映画を上映します。今回は、それに加えて、お楽しみ映画(神戸映画資料館所蔵の映画)の上映もあります。また、上映後、ナビゲーターと、お茶の会が楽しめます。座席数に限りがあるため、お早めにお申し込みください。

ナビゲーター 西條 遊児 さん

懐かしの昭和 映画会 詳しい日程とお申し込みはこちら
主催:記録映画を見る会、神戸映画資料館、新長田まちづくり株式会社


特集 [浪曲映画 戦前戦後の日本の肖像] 関連イベント 
2008年5月17日(土)

戦前から戦後にかけて流行したが、今では完全に姿を消した“浪曲映画”の魅力を探る。映画研究者の笹川慶子さんが浪曲(浪花節)映画の歴史について持論を展開。浪曲ファンならびに日本映画史に関心のある方は必見です。
講師:笹川慶子(関西大学専任講師)
《参考上映》
「雲月の九段の母」より一部上映
(1940/監督:渡辺邦男)


2008年5月18日(日)
井上陽一の活弁映画シリーズ2 「右門捕物帖 六番手柄(仁念寺奇談)」
今年1月に『祇園小唄絵日傘・第一話 舞の袖』と『血煙荒神山』でスタートした活弁映画シリーズの第2回。かつて無声映画は活弁を付して上映するのが常でしたが、現在ではその機会が極めて少なくなっています。活動弁士・井上陽一さんの熱弁をお楽しみに。
「右門捕物帖 六番手柄(仁念寺奇談)」
(東亜キネマ/1930/18コマ映写/80分)
監督:仁科熊彦
原作:佐々木味津三
脚色:山中貞雄
補筆:重政順
撮影:藤井春美
出演:嵐寛寿郎、頭山桂之助、尾上紋弥、原駒子、今成平九郎、鳴戸史郎、左衛門、橘右衛門、清川清、嵐寿之助、嵐寛枝、岡本正男
山中貞雄が脚本を書いたアラカン(嵐寛寿郎)の右門シリーズの名作。妖艶な原駒子の若き姿が懐かしい。字幕部分が削除されたプリントしか残っていないが、弁士の話術と和洋合奏の音楽が活動写真の魅力を存分に発揮するはずだ。

井上陽一(弁士)
1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、最近では07年東京国際映画祭で『忠次旅日記』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。


特集 [福田克彦監督集 もう一つの三里塚] 関連イベント
2008年5月24日(土)

小川プロが三里塚から山形に移ったあと、ただ一人三里塚に残って制作活動を続けた福田克彦。その集大成とでもいうべき映画が『草とり草紙』だった。若くして死去したあとも、三里塚では長年のパートナーであった波多野ゆき枝や個人映画作家の崟利子らが、小川プロが遺した膨大な三里塚関係フィルムの保存修復作業を続けている。


2008年5月24日(土)
08年1月からスタートした山根貞男氏による連続講座。
山根貞男氏は映画批評家としての経歴を「加藤泰論」から出発させた。この講座では、毎回講義に入る前に関連する加藤泰監督作品を参考上映(フィルム上映)し、その後、作家論を展開していただきます。
 
 
・山根貞男さんが「40年目の加藤泰」を寄稿くださいました。
映画研究者が寄稿くださった連続講座の報告も併せてご覧ください

山根貞男(映画評論家)
1939年大阪生まれ。映画批評誌「シネマ69」(1969-71)を編集・発行。蓮實重彦とともに海外の映画祭で加藤泰、鈴木清順、成瀬巳喜男の特集に関わる。1986年より始めた「キネマ旬報」での日本映画時評は現在も連載中である。東海大学文学部教授。主な著書に『映画狩り』、『映画の貌』、『現代映画の旅1994-2000』などがあり、『映画渡世』(山田宏一との共編)、『加藤泰、映画を語る』(安井喜雄との共編)、『成瀬巳喜男の世界へ』(蓮實重彦との共著編)などのインタビューや編著が多数ある。


これまでのイベント|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。