アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト

アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト(平成29年度〜)

事業主体:神戸映像アーカイブ実行委員会 拠点:神戸映画資料館

助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業」(2017年度〜)、しみん基金・こうべ(2019年度)

 

趣旨・目的

平成28年度まで実施した〈神戸映像アーカイブプロジェクト〉の「市民参加型アーカイブ」という考え方をさらに深めた新プロジェクト。年代ごとの神戸映画館マップの作成や、「神戸の映画」の調査と上映を通じて、街への愛着、街の歴史の共有を育む。
活動:神戸映画資料館所蔵フィルム、およびノンフィルム資料(ポスター、チラシなどフィルム以外の映画資料)の市民参加型調査と活用。神戸を舞台にした映画の探索と上映。


みんなで発掘・宝探し試写会 2021
[終了]2021年6月13日(日)15:00〜
[終了]2021年9月4日(土)15:00〜
[終了]2021年12月18日(土)15:00〜
[終了]2022年2月5日(土)15:00〜

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策
・ 入場制限(座席数の2分の1の19席)を行います。
・ 風邪等の症状や体調に不安があるお客様は、ご来場をお控えくださいますようお願いいたします。
・ ご来館時にはマスクの着用をお願いいたします。
・ 非接触式体温計で検温をさせていただきます。37.5℃以上のお客様は、シアターにご入場いただけません。

神戸映画資料館には、1万8千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。

《参加費》無料   《会場》神戸映画資料館


「神戸の映画」上映会
『ゆがんだ月』
2021年3月20日(土)・21日(日) 13:30〜

ⓒ日活

以前実施した〈「神戸の映画」大探索〉プロジェクトで、神戸の街が登場する映画をリストアップしました。
〈「神戸の映画」上映会〉は、それらの映画を鑑賞し、街の歴史と魅力を再発見するシリーズです。

 

ⓒ日活

「ゆがんだ月」
(1959年/88分/35mm)日活
監督:松尾昭典 原作:菊村到
脚本:山崎巌 撮影:姫田真佐久
照明:岩木保夫 音楽:鏑木創
録音:橋本文雄 美術:千葉一彦

出演:長門裕之、芦川いづみ、大坂志郎、南田洋子、三島雅夫、梅野泰靖、下元勉、赤木圭一郎

神戸を舞台に、暗黒街の掟と復讐を描く知られざるノアールアクション。

 

[映画に登場する神戸各所]
元町、トアロード、生田警察署前、神戸港、摩耶ケーブル・ロープウェイ、摩耶山上、神戸駅前、神戸駅ホーム、三宮、神戸港発の遊覧船船上、夢野台墓地、大丸前、讀賣新聞神戸支局屋上

[上映後 ミニ解説]
『ゆがんだ月』に登場する神戸の街と、同時代の1960年代前後の神戸の風景を写真を交えて紹介。
衣川太一(神戸映画資料館 客員研究員)
 

《参加費》1000円
予約受付 予約が満席となりました(3月19日現在)
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。新型コロナウィルスの感染拡大状況によっては席数制限を行う可能性があります。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039
《会場》神戸映画資料館


展示 昭和初期・新開地の映画館プログラム 〜玉岡忠大コレクションから〜
2021年3月13日(土)〜

〈アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト〉では、市民参加型のアーカイブ事業を行うことで、映像・文化史を通じた町と人の交流の活性化を図ってきました。その今年度の成果として、展示「昭和初期・新開地の映画館プログラム〜玉岡忠大コレクションから〜」を開催します。
玉岡忠大氏は、三木市や神戸市で映画上映会を開催し、「サイレント映画を見る会」の会長をつとめ、「浮世白鳥」の名で弁士としても活動して、無声映画の魅力を伝えてこられた方です。フィルムのコレクターとしても知られ、欧米などからも購入してきたその所蔵数は、450巻にも及んでいました。氏が2016年に亡くなられた後、フィルムや映画関連資料が、神戸映画資料館に寄贈されました。そのなかに、膨大なフィルム・コレクションとともに、戦前・戦中の映画館が定期的に発行してきた「映画館プログラム」が含まれていました。
映画館プログラムは、上映作品の情報に留まらず、各映画館の特色を読みとれるさまざまな情報を掲載している、在りし日の映画文化を想像させる大事な資料です。玉岡氏も、心揺るがされた映画と通い続けた映画館への愛着を抱き続け、プログラムを保管してきたのだと思われ、三宮や新開地、大阪の映画館、さらには東京、満州にあった劇場の発行物まで含む、およそ450点のプログラムがありました。今回の展示は、玉岡氏の寄贈資料から、戦前・戦中における神戸の中心的な盛り場だった新開地、その代表的な劇場である聚楽館や松竹座、キネマ倶楽部、朝日館などの貴重なプログラムを選定したものです。戦争や映画文化の衰退によって、いまは消失してしまった、昭和初期の映画館の在りし日の姿と、新開地のにぎわいに想いを馳せていただきたいと思います。
担当:田中晋平(神戸映画資料館 客員研究員)

《会場》神戸映画資料館ロビー  《入場料》無料

協力:令和2年度大学発アーバンイノベーション神戸「神戸の映画館文化の振興に向けた参加型デジタル・アーカイブ構築」


みんなで発掘・宝探し試写会 2020
[終了]2020年10月11日(日)15:00〜
[終了]2020年11月3日(火・祝)15:00〜
[終了]2020年12月5日(土)15:00〜
[終了]2021年1月24日(日)15:00〜
[終了]2021年2月13日(土)15:00〜
[終了]2021年3月13日(土)15:00〜

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策
・ 入場制限(座席数の3分の1の12席)を行います。
・ 風邪等の症状や体調に不安があるお客様は、ご来場をお控えくださいますようお願いいたします。
・ ご来館時にはマスクの着用をお願いいたします。
・ 非接触式体温計で検温をさせていただきます。37.5℃以上のお客様は、シアターにご入場いただけません。

神戸映画資料館には、1万8千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。

《参加費》無料   《会場》神戸映画資料館


映画チラシの世界
2021年2月6日(土)15:00〜
(終了予定17:30)

 新作映画の公開に合わせて、必ず作られると言ってよい映画チラシ。私たち観客は、そのビジュアルや謳い文句によってその作品のイメージを持ち、劇場へ足を運びます。それらはどのような過程を経て作られるのか、映画チラシやポスターを多数手がけているグラフィックデザイナーの椚田 透さんをゲストに迎え詳しくうかがいます。映画ファンだけでなく、デザインに関心のある方にも楽しんでいただけるプログラムです。

第一部 15:00〜15:30
チラシに見る関西自主上映の歴史

発表:田中晋平(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)
アクティブ・アーカイブ・プロジェクトでは、神戸映画資料館が収集してきた映画のチラシの整理作業を市民ボランティアのご協力も得て進めてきました。今回は邦画や洋画、特集上映、映画祭など、さまざま映画のチラシをどのように分類してきたか、具体的な整理の行程などをご紹介します。さらに、一般の映画館のチラシのみならず、特に関西の自主上映グループなどが発行してきたチラシもご覧いただき、映画チラシの奥深い世界を覗いてもらいたいと思います。

第二部 15:40〜17:30
映画チラシのできるまで

ゲスト(リモート):椚田 透(nix graphics/グラフィックデザイナー)
新作だけでなく、溝口健二、市川雷蔵、ロマンポルノなどのクラシック特集や神戸映画資料館のオリジナル特集と、これまで幅広く手がけてこられた映画チラシの制作過程をうかがいます。さらに、映画チラシの役割、ひいてはデザインとは何かということを考えたいと思います。

配信協力:旧グッゲンハイム邸

《参加費》無料
《オンライン参加》 事前申込制 *後日、アーカイブ配信も予定
《会場参加》神戸映画資料館(定員19名/予約制/コロナの状況次第でオンラインのみ)
参加申込フォーム(オンライン/会場) → Peatix


みんなで発掘・宝探し試写会 2019
[終了]2019年6月22日(土)13:30〜
[終了]2019年9月23日(月・祝)13:30〜
[終了]2019年11月30日(土)13:30〜
[終了]2020年1月18日(土)13:30〜
[終了]2020年3月15日(日)13:30〜

神戸映画資料館には、1万5千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。

《参加費》無料   《会場》神戸映画資料館


神戸のフィルムアーカイブ 活動報告会
2020年3月8日(日)13:00〜
(終了予定18:30)

©東映・柴田恭兵事務所

©東映・柴田恭兵事務所

第一部 アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 主催:神戸映像アーカイブ実行委員会

13:00〜 『べっぴんの町』 「神戸の映画」上映会
神戸の街の歴史と魅力を再発見するシリーズ。

『べっぴんの町』(1989年/103分/35mm)
監督:原隆仁 出演:柴田恭兵、田中美佐子、つみきみほ、本木雅弘
柴田恭兵が演じるアマチュア探偵が、阪神淡路大震災以前の神戸の風景を背景に謎を追いかけるハードボイルドアクション。

ミニトーク
正岡健二(KOBE鉄人プロジェクト理事長)+金千秋(エフエムわぃわぃ代表理事)

©東映・柴田恭兵事務所

©東映・柴田恭兵事務所

©東映・柴田恭兵事務所

©東映・柴田恭兵事務所

 

15:20〜 映画館探訪+映画館マップ
過去の神戸にあった映画館のマップを活用した街歩き企画「勝手に映画館探訪(三宮編)」について報告。
田中晋平(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)

展示:地図とノンフィルム資料でたどる三ノ宮の映画館
神戸の映画文化の中心は、戦前から戦後にかけて新開地から三ノ宮に移りました。庶民の娯楽だった映画が最も花開いた1950年代には、三ノ宮の街の至る所に映画館が軒を連ね、神戸新聞会館や神戸国際会館などたくさんの大劇場が生まれています。今回の展示では、在りし日の映画館の姿とその華やかな文化の痕跡を、映画館のマップとノンフィルム資料(映画館プログラム、チラシ、映画館の写真など)などから回顧します。
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第二部 神戸映画資料館所蔵フィルムの調査研究およびデジタル資料の活用研究
主催:一般社団法人神戸映画保存ネットワーク
平成31年度文化庁美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業

15:40〜 ノンフィルム資料の調査報告
新規収蔵資料とノンフィルム資料の調査状況

昨年10月に亡くなられた白石洋子さんから寄贈された小川プロダクション資料、三木市の活動弁士で故・玉岡忠大さんのご遺族から寄贈を受けたフィルムなどの新規収蔵資料、ノンフィルム資料については神戸大学名誉教授で作曲家の中村茂隆さんから寄贈された戦前・戦後の神戸の映画文化を伝える貴重な資料、SABホールで上映会を開催してきた全大阪映画サークル協議会の資料整理の状況などを報告します。
田中晋平

戦前期映画館プログラム等、映画関連資料のウェブデータベース化
神戸映画資料館が所蔵する、戦前期の映画館プログラムをはじめとしたノンフィルムの画像データベースについて、ウェブ公開に向けた作業の現状と、他研究機関も含めた今後の展開の可能性について解説します。
上田学(神戸学院大学准教授)

 

16:20〜 フィルム調査報告(参考上映有り)
4Kデジタル化の成果

神戸発掘映画祭2019の共催プログラム「NFAJ ボーンデジタル映画のアーカイビング」に登壇された渡部眞カメラマン(名古屋学芸大学教授)との会談で、カメラマンデビュー作『杳子』(脚本・監督:伴睦人 出演:山口小夜子)がオーファンフィルムとなっていることが判明しました。その後、神戸芸術工科大学との共同作業で、ネガからのデジタル化、さらに音のデジタル化も行いました。こうした工程を具体的に報告します。
橋本英治(神戸芸術工科大学教授)

神戸映画資料館 最新発掘[デジタル映像活用研究]
フィルム調査のための簡易的なデジタル化は、効率と精度を上げる上で有効な手段です。作品同定に関しては、題名、製作年代、製作者、完全度の4つの観点から検証しました。劇映画、記録映画(教育劇映画を含む)、ニュース映画というジャンルごとにその成果の一部を発表します。
佐崎順昭(映画史家) *諸事情により登壇を取りやめ、調査報告資料の配布と上映を行います。

小型映画
戦前・戦中の16mm個人撮影小型映画調査において本年度新たに判明した事実について、動画の上映も交えながら、調査手法の具体的事例を挙げて報告を行います。
衣川太一(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)

 
 

《参加費》『べっぴんの町』鑑賞料:500円 その他無料


在りし日の映画館をさがして
勝手に映画館探訪(三宮編)
2020年1月24日(金)10:00〜17:00

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定員:15名(要事前申し込み)
集合場所:JR三ノ宮駅中央口前

「アクティブ・アーカイブ・プロジェクト」で作成してきた「神戸映画館マップ」を活用し、かつて三宮周辺に存在していた映画館の跡地などを訪ねます。映画産業の最盛期に生まれた大劇場から場末の地域密着の映画館まで、震災で傷を負った空間や復活した映画館をめぐり、歩いて歩いて、かつての映画文化をみんなで語り、甦らせます。ゲストに神戸出身のロック漫筆家・安田謙一さんにもご参加いただき、かつて通った映画館や街の記憶をお話いただく予定です。映画館があった街の風景を思い起こす資料も用意し、最後に元町映画館2Fで1日の行程を振り返る時間も設けて楽しんでいただきます。

ゲスト:安田謙一(ロック漫筆家)
1962年、神戸市生まれ。音楽を中心とした幅広い執筆活動とともにDJや作詞家としても活動。著書に『なんとかと なんとかがいた なんとかズ』(プレスポップ)、『神戸、書いてどうなるのか』(ぴあ)、辻井タカヒロとの共著『書をステディ 町へレディゴー』(誠光社)など。
ナビゲーター:田中晋平(神戸映画保存ネットワーク)、森本アリ・小山直基(シオヤプロジェクト)

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協力:シオヤプロジェクト、元町映画館

お申し込み
定員に達しましたので受付を終了しました[2020.1.17]


みんなで発掘・宝探し試写会
[終了]2018年8月18日(土)15:30〜
[終了]2018年11月18日(日)15:30〜
[終了]2019年2月11日(月・祝)13:30〜
[終了]2019年3月23日(土)15:30〜
 
神戸映画資料館には、1万5千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。
 

《参加費》無料   《会場》神戸映画資料館


※内容は予告無く変更する場合があります。