プログラムPROGRAM

年別アーカイブ: 2021

神戸クラシックコメディ映画祭2021
2021年1月9日(土)〜11日(月・祝)

9日 会場:旧グッゲンハイム邸(塩屋)
10日・11日 会場:神戸映画資料館(新長田)

 

 

笑い 奇想 非現実の

宇宙を 旅する 三日間

 

──いいをじゅんこ
(クラシック喜劇研究家/古典喜劇映画上映委員会委員長)

 

 

 

Aプログラム迎春! ニッポンの喜劇

©︎国際放映

『エノケンのとび助冒険旅行』
(1949/81分/トーキー)
新東宝=エノケンプロ
監督:中川信夫
出演:榎本健一、ダイゴ幸江、徳川夢声(語り)
国際放映提供

日本の喜劇王エノケンがついにクラコメに登場。荒廃した都で出会った人形師のとび助とお福ちゃんが母を探す旅に出るファンタジー。語りに徳川夢声、監督に中川信夫と超豪華な制作陣がこどもたちを喜ばせるために撮りあげた。怪奇映画の要素もたっぷりで大人もワクワクさせてくれる。


Bプログラム100歳映画 キートン短編集
『キートンのハイ・サイン』The High Sign
(1921/21分/サイレント)
バスター・キートン・プロダクション
監督:エディ・クライン、バスター・キートン
出演:バスター・キートン、バーティン・バーケット、アル・セント・ジョン(客演)

『即席百人芸』The Playhouse
(1921/23分/サイレント)
バスター・キートン・プロダクション
監督:エディ・クライン、バスター・キートン
出演:バスター・キートン、ジョー・ロバーツ、ヴァージニア・フォックス

『キートンの船出』The Boat
(1921/23分/サイレント)
バスター・キートン・プロダクション
監督:エディ・クライン、バスター・キートン
出演:バスター・キートン、シビル・シーリー
以上、ダッサイ・フィルムズ提供

恒例の《100歳映画》はバスター・キートンの短編を特集する。ロスコー・アーバックルの下で修行を積んだキートンが独り立ちしたのはちょうど一世紀前。喜劇王キートンの伝説はここから始まった!!初監督作『ハイ・サイン』を含む傑作3本を上映。

伴奏:天宮遥
レクチャー:いいをじゅんこ


Cプログラムショートコメディのマエストロ 激レア編
『象つき遺産』An Elephant on His Hands
(1920/33分/サイレント/16mm)
エレファント・コメディーズ
監督:不明
出演:ヒューイ・マック、ドット・ファーレイ
神戸映画資料館提供

『スピード狂騒曲』Fast and Furious
(1924/14分/サイレント)
マーメイド・コメディーズ
監督:ノーマン・タウログ
出演:ライジ・コンレイ、スペンサー・ベル

『パパのお気に入り』Papa’s Boy
(1927/20分/サイレント)
ロイド・ハミルトン・コーポレーション
監督:ノーマン・タウログ
出演:ロイド・ハミルトン、グレン・キャヴェンダー
以上、Undercrank Production提供

クラコメ人気企画の秀作短編集。無声喜劇に欠かせないデブ君俳優や名バイプレーヤー、無冠の喜劇王ロイド・ハミルトンも紹介する。古典喜劇の本当の主役はこんな多彩・多才な「B面」コメディアンたちかもしれない。クラコメでしか観られないレアな上映をお見逃しなく。

伴奏:鳥飼りょう


Dプログラム奇想の喜劇 チャーリー・バウワーズ特集

©Flicker Alley

マット&ジェフ作品集
(1910年代/13分/サイレント)詳細不明
神戸映画資料館提供

『とても短い昼食』The Extra-Quick Lunch
(1918/6分/サイレント)
バド・フィッシャー・フィルム・コーポレーション
監督:チャールズ・R・バウワーズ、バド・フィッシャー

『探偵さんいらっしゃい』There It Is
(1928/23分/サイレント)
バウワーズ・コメディ・コーポレーション
監督:H・L・ミュラー
出演:チャーリー・バウワーズ、 キャサリン・マグワイア、バスター・ブロディ

『バナナだらけ』Many a Slip
(1927/24分/サイレント)
バウワーズ・コメディ・コーポレーション
監督:H・L・ミュラー
出演:チャーリー・バウワーズ、 コリン・パワーズ

『さあ君の番』Now You Tell One
(1926/22分/サイレント)
バウワーズ・コメディ・コーポレーション
監督:H・L・ミュラー
出演:チャーリー・バウワーズ
以上、Flicker Alley提供

チャーリー・バウワーズをご存知だろうか!? ストップモーションアニメと実写を融合し、自ら主演して超現実的コメディを生んだ孤高の喜劇人/アニメ作家だ。今回デジタル修復版で大特集する。その才能にきっとあなたも驚愕する!彼が制作に関わったアニメ「マット&ジェフ」(神戸映画資料館所蔵)の4Kデジタル版を併映。

伴奏:柳下美恵


Eプログラム映画に愛をこめて 『活動役者』
『活動役者』Show People
(1928/95分/サイレント/16mm)マキング・ヴィダー・プロダクション
監督:キング・ヴィダー
出演:マリオン・デイヴィス、ウィリアム・ヘインズ、デル・ヘンダーソン

併映 『紫恋狂乱』
(1928頃/8分/サイレント)賀古プロ
監督:不明
出演:清水林之助、片岡紅三郎、筑紫かず子
以上、神戸映画資料館提供

無声末期のハリウッドを舞台に映画を作る悲喜こもごもを繊細に描いたキング・ヴィダーの傑作。マリオン・デイヴィスの名コメディエンヌぶりや、大スターたちのカメオ出演も楽しい。併映は神戸映画資料館所蔵で最近作品が特定された貴重な日本映画の舞台裏ものをスクリーン初公開。

伴奏:鳥飼りょう


Fプログラムもっと! ハロルド・ロイド
『田吾作ロイド一番槍』The Kid Brother
(1927/84分/サイレント/16mm)
ハロルド・ロイド・コーポレーション
監督:テッド・ワイルド
出演:ハロルド・ロイド、ジョビナ・ラルストン、ウォルター・ジェームス
プラネット・プラス・ワン提供

ハロルド・ロイド無声後期の代表作。田舎の男所帯で末っ子のハロルドは心優しく、マッチョな父や兄に憧れるも失敗ばかり…。ヒロインをめぐる秀逸なギャグやクライマックスの死闘は素晴らしく、ロイド喜劇が到達した一つの頂点と言えよう。

伴奏:柳下美恵


Gプログラム旅するコメディ 腰抜けコンビ
『アフリカ珍道中』The Road to Zanzibar
(19541/91分/トーキー/16mm)
パラマウント・ピクチャーズ
監督:ヴィクター・シェルツィンゲル
出演:ビング・クロスビー、ボブ・ホープ、ドロシー・ラムーア、ウナ・マーケル
神戸映画資料館提供

ビング・クロスビーとボブ・ホープのコンビが世界で珍道中を繰り広げる人気シリーズの2作目。ドロシー・ラムーアも交えた大人のドタバタ劇で、メタなギャグは今観ても新鮮。クロスビーの歌に酔いホープのボケに笑うパラマウント喜劇の名作をフィルムで。

 

 


Hプログラムこども活弁ワークショップ発表会+
キッズマチネー活弁上映会
[無料]
『要心無用』Safety Last!
(1923/71分/サイレント/16mm)
ハル・ローチ・スタジオ
監督:フレッド・ニューメイヤー
出演:ハロルド・ロイド、ミルドレッド・デイヴィス、ビル・ストロザー
プラネット・プラス・ワン提供

今回も活弁ワークショップを開催します。大人気の活動写真弁士・大森くみこさんの講師ぶりには定評があり、こどもも大人も楽しみながらカツベンの世界を学べます。ワークショップ後には観客の前で成果を発表!続いて喜劇王ロイドの傑作を大森弁士のライブ活弁で無料上映します。

説明:大森くみこ
伴奏:天宮遥

 

中止
1月9日(土) 会場:旧グッゲンハイム邸
こども活弁ワークショップリターンズ

講師:大森くみこ(活動写真弁士)
対象年齢:小学校一年生から
料金等詳細は旧グッゲンハイム邸HPへ!

 

 
作品解説:いいをじゅんこ
記載以外はすべてBlu-rayでの上映

《料金》入れ替え制*当日に限り2プログラム目は100円割引 *未就学児は無料
演奏付き上映(招待券の利用不可) 一般1400円 会員・学生1200円 小中学生1000円
上映のみ 一般1200円 会員・学生1000円 小中学生800円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
神戸映画資料館 info@kobe-eiga.net 078-754-8039
旧グッゲンハイム邸 guggenheim2007@gmail.com 078-220-3924

フライヤー、ポスターデザイン:萩原小麻紀

主催:古典喜劇映画上映委員会
後援:神戸市、神戸市教育委員会
助成:芸術文化振興基金
協力:プラネット・プラス・ワン


特別再上映 『れいこいるか』
2021年1月17日(日) 13:00〜 いまおかしんじ監督 来館 リモート挨拶(予定)

阪神・淡路大震災が起きた1月17日に、
新長田の神戸映画資料館と元町映画館の2館で上映。

水族園のシーンに出てくる“れいこ”は、コックミという女の子にやってもらいました。10数年前、鷹取の教会で出会い、その時小学生だったコックミは、俺のことをキモいおっさんと呼んでいたけれど、大きくなって再会しても相変わらずスカート履くの嫌だとかわがまま言うのを聞いて、嬉しくなりました。
いまおかしんじ

「れいこいるか」
(2019/100分/HD[ブルーレイ上映])
企画:朝倉大介 プロデューサー:川本じゅんき・朝倉庄助
監督:いまおかしんじ 脚本:佐藤稔
撮影:鈴木一博 録音:弥栄裕樹 音楽:下社敦郎 編集:蛭田智子 助監督:女池充・坂本礼
製作:朝日映劇 制作:国映株式会社
配給:ブロードウェイ

出演:武田暁、河屋秀俊、豊田博臣、美村多栄、時光陸、田辺泰信、上西雄大、上野伸弥、石垣登、空田浩志、テルコ、川上皓翔、桑村大和、グェンティ・コックミ、杉本晃輔、西山真来、徳竹未夏、古川藍、多賀勝一、水野祐樹、小倉Pee、南山真之、グェンタイン・サン、森千紗花、若宮藍子、北田千代美、上村ゆきえ、徳永訓之、佐藤宏

阪神・淡路大震災で一人娘を亡くした夫婦の23年間をテーマにしたフィクション・ドラマ。
『つぐない』『あなたを待っています』のいまおかしんじ監督が震災直後から原案を温め、震災後25年の節目を前に作品化。
震災での娘の死を機に関係が悪化し、離婚した夫婦の絆の回復を、長田や三宮など神戸の街並みを舞台に描きだす。
監督が「今やるなら、これまでの月日を描こう」と心に決め、2017年1月から撮影を始めた本作は、神戸の下町の風情が残る長田区の路地裏や酒店などを、いまおか監督自らが街を歩き回って探し出し、等身大の神戸を象徴する「震災前から残る風景」がロケ地に選ばれている。

→公式サイト

《料金》
一般:1700円 シニア(65歳以上):1200円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


『メカニカル・テレパシー』
2021年1月15日(金)〜19日(火) 16:00〜

16日(土)・17日(日)
五十嵐皓子監督 リモート挨拶

「メカニカル・テレパシー」
(2018/78分/HD[ブルーレイ上映])
監督・脚本:五十嵐皓子
撮影:中瀬慧  照明:加藤大輝
美術:松本 真太朗
衣装:蔭木いづみ ヘアメイク:榎本愛子
音楽:宇波拓 録音:川崎彰人 音響:川口陽一
編集:和泉陽光・五十嵐皓子 VFX:守屋雄介
助監督:吉原裕幸 制作担当:清水美和・根本克也
配給・宣伝:アルミード

出演:吉田龍一、白河奈々未、申 芳夫、伊吹 葵、青山雪菜、石田清志郎、時光陸、松井綾香、長尾理世、古内啓子

第13回CO2助成作品

「もしも心を可視化できたら?」という着想から始まり、
SF的要素と恋愛感情を掛け合わせ、観客の認識を静かに揺らす、不思議な「心」の恋愛映画。

思いを寄せる相手の心が可視化されて目の前に現れたとして、
それは本当の相手の心なのか?
それとも相手に焦がれる私の願望なのか?
それとも全く別の思いもしない、誰かの心なのか?

ある大学の研究室で、「心を可視化する機械」の開発が行われていたが、実験中に事故が起こり、開発者の三島草一が意識不明のまま目覚めなくなる。
共同研究者で草一の妻の碧は開発を続け、草一の心の可視化を試みていた。
成果を出さない開発を疎ましく思う大学側は、機械の調査という名目で、真崎トオルを研究室に送り込む。
トオルは、機械に魅了され、また徐々に碧に惹かれ、機械開発に加担していった…

→公式サイト

《料金》
一般:1700円 シニア(65歳以上):1100円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


第52回 くにづか月イチ上映会 映像で見る昭和の生活文化
2021年1月24日(日) 13:30〜
神戸映画資料館が所蔵するフィルムの中から、昭和の暮らしを写し出す映像を、毎回3〜4本(計約60分)上映していきます。

《料金》 無料
アスタくにづか3番館1階の「コミュニティハウス」で整理券を進呈

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト
みんなで発掘・宝探し試写会 2020
2021年1月24日(日) 15:00〜
神戸映画資料館には、1万8千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。

《料金》 無料
予約受付
入場制限(座席数の3分の1の12席)を行いますので、メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

主催:神戸映像アーカイブ実行委員会


フレデリック・ワイズマンのすべて vol.7
2021年1月30日(土)・31日(日)
 
2019年秋、神戸映画資料館では「フレデリック・ワイズマンのすべて in 関西」の一環として3作品を上映しました。この続きとして、月1回のペースでシリーズで上映していきます。

1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。
50年以上にわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、図書館、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきました。ワイズマン自身が “〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ” という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴(ナイーブ)、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿が映し出されています。

 

「コメディ・フランセーズ 演じられた愛」 La Comédie-Française ou l’amour joué

(1996/223分/16mm)撮影:ジョン・デイヴィー
歴史と伝統を誇るフランスの国立劇団「コメディ・フランセーズ」の全貌。企画会議から舞台のリハーサル風景、劇場の全景、演出家や俳優たちの表情、楽屋裏の様子、経営委員会や劇団の年金制度をめぐる会議に至るまで、克明に描き出す。また、ラシーヌの「ラ・テバイット」モリエールの「ドン・ジュアン」など、四つの芝居の模様が部分的に記録されている。

 

「最後の手紙」 La Derniere Lettre

(2002/62分/35mm)撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス
ワイズマンが、コメディ・フランセーズの女優カトリーヌ・サミィのために、ワシーリー・グロスマンの小説「人生の運命」の一章を映画化したもの。1941年のウクライナ、ゲットーのユダヤ人たちはナチによって全員殺されることになった。迫りくる恐怖の中、年老いた女医アンナ・セミョーノワは、ナチの手を逃れた息子に当てた手紙を口述筆記する。ゲットーでの生活を詳察し、自分の人生を振り返り、死と立ち向かう、この女性の恐怖、勇気、弱さ、そして威厳が浮かび上がる。

 

《料金》
一般:1500円 シニア(65歳以上):1200円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

→公式サイト(コミュニティシネマセンター)

共催:コミュニティシネマセンター
協力:アテネ・フランセ文化センター、山形国際ドキュメンタリー映画祭
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業


第53回 くにづか月イチ上映会 映像で見る昭和の生活文化
2021年2月13日(土) 13:30〜
神戸映画資料館が所蔵するフィルムの中から、昭和の暮らしを写し出す映像を、毎回3〜4本(計約60分)上映していきます。

《料金》 無料
アスタくにづか3番館1階の「コミュニティハウス」で整理券を進呈

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト
みんなで発掘・宝探し試写会 2020
2021年2月13日(土) 15:00〜
神戸映画資料館には、1万8千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。

《料金》 無料
予約受付
入場制限(座席数の3分の1の12席)を行いますので、メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

主催:神戸映像アーカイブ実行委員会


『サマショール 〜遺言 第六章〜』
2021年3月5日(金)〜9日(火) 13:30〜

「サマショール 〜遺言 第六章〜」
(2020/113分/HD[ブルーレイ上映])
監督・撮影・編集:豊田直巳、野田雅也
編集プロデューサー:安岡卓治
整音:川久保直貴 グレーティング:川久保直貴
編集:豊里洋 音楽:イム・キョンア
配給:Alternative Plan

福島原発事故から10年。
人類は放射能と共存できるのか?
二人のフォトジャーナリストが撮り続けた
フクシマの終わることのできない物語。
​映画『遺言 〜原発さえなければ』からつづく待望の第六章。

放射能に汚染され、すべての村人が避難した福島県飯舘村。震災から6年後、避難指示が解除されることになった。仮設住宅で暮らす元酪農家の長谷川健一さんは、ふるさとに戻るのか、決断を迫られる。そこで原発事故から30年が過ぎたチェルノブイリへ旅に出る。目にしたものは、人の消えた町と森に還った廃屋。しかし長谷川さんは、立入禁止区域に暮らす「サマショール(自主帰還者)」に出会う。それは未来の自分の姿…。

汚染された大地で「放射能との共存」を強いられる生活だが、それでもふるさと。100年後、200年後には子孫がこの地に戻るかも知れない。 その日のために今日も畑に蕎麦の種を撒く。「原発に負けないで 頑張ってください」。原発事故を苦に命を落とした酪農家仲間の『遺言』と、意志を受け継ぐ飯舘村のサマショールたちの第六章。

→公式サイト

3月6日(土)上映後 監督トーク

《料金》
一般:1800円 シニア(65歳以上):1200円 ユース(25歳以下)・会員:1100円
*初日サービスDAY 1100円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


第54回 くにづか月イチ上映会 映像で見る昭和の生活文化
2021年3月13日(土) 13:30〜
神戸映画資料館が所蔵するフィルムの中から、昭和の暮らしを写し出す映像を、毎回3〜4本(計約60分)上映していきます。

《料金》 無料
アスタくにづか3番館1階の「コミュニティハウス」で整理券を進呈

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト
みんなで発掘・宝探し試写会 2020
2021年3月13日(土) 15:00〜
神戸映画資料館には、1万8千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。

《料金》 無料
予約受付
入場制限(座席数の3分の1の12席)を行いますので、メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

主催:神戸映像アーカイブ実行委員会


新東宝ピンク映画 ラスト・フィルム・ショー in 神戸
最後のプログラムピクチャーと呼ばれて
〜滝田洋二郎監督と異色のフィルムメーカーたち〜  vol.3

2021年4月3日(土)・4日(日)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中断していたシリーズの再開です。今回は、1990年代に作家性が評価され「ピンク四天王」と呼ばれた佐藤寿保監督の『痴漢電車 いやらしい行為』と、瀬々敬久監督作『本番レズ 恥ずかしい体位』の2作品をお届けします。

「痴漢電車 いやらしい行為」

(1993/54分/35mm)国映
監督:佐藤寿保 脚本:五代響子 撮影:稲吉雅志 編集:酒井正次 助監督:今岡信治
出演:林由美香、今泉浩一、伊藤清美、石原ゆり、川崎浩幸、金子真一郎、小林一三

二十歳の誕生日に死ぬと決めている少女と心を病んだ家族に捨てられた青年の瑞々しくもろいガラスのような交流。「血と暴力」の映画作家佐藤寿保があえて日常的な感情の交錯のなかで社会の病理を映し出した一風変わったラブストーリー。2005年に急逝した林由美香の代表作の一本。

 

「本番レズ 恥ずかしい体位」

(1994/62分/35mm)国映
監督・脚本:瀬々敬久 撮影:中尾正人 照明:西久保維宏 助監督:今岡信治
出演:智恵子、深谷真琴、辻斬かりん、山口博之、小林節彦、藤島紺

女子高生の瞳は大人びた同級生えり子に惹かれ同性愛関係を結ぶ。やがて瞳は奔放に生きるえり子に導かれるまま自らの身を汚してゆく。瀬々敬久監督がテレクラ強盗やレズ心中といった実際の事件をモチーフに、オカルトの要素なども取り入れながら思春期の不安定な少女の心理を力強く描出した。

 
協力:ぴんくりんく

《料金》入れ替え制1本あたり
一般1200円 ユース1000円 会員900円
《割引》当日2本目は200円引き
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業


『地獄の警備員』 デジタルリマスター版
2021年3月26日(金)〜4月6日(火)[水・木休館]

『地獄の警備員』 デジタルリマスター版
(1992/97分/HD[ブルーレイ上映])
監督:黒沢清 製作:林俊安
プロデューサー:宮坂進、生駒隆始
脚本:富岡邦彦、黒沢清 撮影:根岸憲一
照明:須永裕之 録音:鈴木昭彦
美術:清水剛 編集:神谷信武
音楽プロデュース:岸野雄一
助監督:佐々木浩久
演出助手:青山真治、小川智子
制作担当:小宮義宏
配給:アウトサイド

出演:松重豊、久野真紀子、大杉漣、諏訪太郎、由良宣子、内藤剛志、大寶智子、洞口依子、岡村洋一、下元史郎、田辺博之、長谷川初範

『スパイの妻』でヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した
黒沢清監督の傑作が29年ぶりに蘇る!!

1980年代に生まれた伝説的映画制作会社”ディレクターズ・カンパニー”(通称ディレカン)。その最後期の作品が黒沢清監督によるバイオレンス・ホラー『地獄の警備員』だ。
現在活躍中の監督たちがスタッフに名を連ね、松重豊が凶暴で謎めいた警備員を演じるほか、2018年に急逝した名優大杉漣や長谷川初範、内藤剛志などが若々しくも個性的な存在感を放っている。

バブル景気で急成長を遂げる総合商社に二人の新人がやってきた。ひとりは絵画取引を担当する秋子(久野真紀子/現 クノ真季子)。そしてもうひとりは巨体の警備員・富士丸(松重豊)。元力士の富士丸は兄弟子とその愛人を殺害。しかし精神鑑定の結果無罪宣告されていた要注意人物だった。秋子が慣れない仕事に追われる日々の中、警備室では目を覆うばかりの惨劇が始まっていた。恐怖の一夜を支配する警備員の影が迫る!

→公式サイト

 

© ダブルフィールド

35ミリフィルム特別上映
『ドレミファ娘の血は騒ぐ』
2021年3月27日(土)・28日(日)

(1985/80分/35mm)監督:黒沢清
脚本:万田邦敏、黒沢清 撮影:瓜生敏彦
出演:洞口依子、伊丹十三、麻生うさぎ、加藤賢崇、暉峻創三

黒沢清監督初期の代表作。心理学の教授が、田舎から上京してきた女子大生を自らの奇妙な理論の実験材料にする異色コメディ。

 

トーク(参考上映付き) 参加無料(要当日鑑賞チケット半券)
3月27日(土)16:25〜(終了予定18:30)
ゲスト:富岡邦彦(プラネット+1代表)、小川智子(脚本家) 司会:田中晋平(映像学)
『地獄の警備員』の脚本家・富岡邦彦氏と演出助手をつとめた小川智子氏をお迎えします。本作とほぼ同時期に作られた映像作品(約60分)の参考上映もあります。

 

《料金》
『地獄の警備員』
一般:1800円 シニア(65歳以上):1200円 ユース(25歳以下)・会員:1100円
*前売鑑賞券 1300円  *初日サービスDAY 1100円
『ドレミファ娘の血は騒ぐ』
一般:1300円 シニア(65歳以上):1100円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


第55回 くにづか月イチ上映会 映像で見る昭和の生活文化
2021年4月10日(土) 13:30〜
神戸映画資料館が所蔵するフィルムの中から、昭和の暮らしを写し出す映像を、毎回3〜4本(計約60分)上映していきます。

《料金》 無料
アスタくにづか3番館1階の「コミュニティハウス」で整理券を進呈

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


フレデリック・ワイズマンのすべて vol.8
2021年4月17日(土)・18日(日)

2019年秋、神戸映画資料館では「フレデリック・ワイズマンのすべて in 関西」の一環として3作品を上映しました。この続きとして、月1回のペースでシリーズで上映していきます。
今回は、ワイズマン自身が、共同体についての映画として関連していると発言する『エッセネ派』と『アスペン』。いずれも関西では久しぶりの上映です。

1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。
50年以上にわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、図書館、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきました。ワイズマン自身が “〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ” という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴(ナイーブ)、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿が映し出されています。

 

「エッセネ派」 Essene

(1972/86分/16mm)撮影:ウィリアム・ブレイン
ベネディクト会エッセネ派の僧院の日常を追う。個人の欲求と組織としての論理の対立、規則、労働、信仰、価値、愛、そして祈り。日々の生活の中で修道士たちが直面する問題は特別なものではなく、“組織”というものが抱え込まざるをえない共通の問題であることが見えてくる。

 

「アスペン」 Aspen

(1991/146分/16mm)撮影:ジョン・デイヴィー
19世紀には有名な銀鉱山だったアスペン。現在は、風光明媚な、登山、スキーなどのリゾート地、音楽や文化活動の盛んな町、またセレブが住む町として知られる。町の成り立ちを反映するように、自然と人工物、古い価値観とスーパーリッチといった対立がいたるところに見られる。高級ブティックの前で路上演奏する年老いたバイオリン弾き、泥まみれの鉱夫としゃれたウエアで滑走するスキーヤー。ダイエットペプシの自動販売機の絵画のオープニングが象徴するように、対立は文化的な場面にも及ぶ。

 

《料金》
一般:1500円 シニア(65歳以上):1200円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

→公式サイト(コミュニティシネマセンター)

共催:コミュニティシネマセンター
協力:アテネ・フランセ文化センター、山形国際ドキュメンタリー映画祭
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。