‚P‚S‚P‚P神戸開港150年
映画発祥の地・神戸 港から吹く風 映画を遊ぶ、映画で学ぶ
映画で自由研究!
2017年8月5日(土)・6日(日)13時〜15時(途中休憩あり)
会場:神戸映画資料館

映画を見て、ワークシートを記入して、自由研究を完成させよう!
夏休み中の小学生、そして大人も一緒に楽しく学べるプログラム

 

上映作品
funenoojisan01①「ふねのおじさん」

学研映画 1964年制作 11分
神戸港を舞台に、貨物船で働く人々の仕事内容や、船の中での生活を紹介し、船や港が私たちの生活を支えていることを描く。50年前の神戸港の様子も見ることができる。
[ワークシート内容]
◎航海にはどのようなものが必要かな?
◎50年前と今では、船の様子にどのような違いがあるかな?
◎神戸港のほかに、日本にはどのような大きな港があるか、調べよう! など

 

umibuta01②「海からぶたがやってきた!」
学研映画 1997年制作 45分
沖縄で黒豚は大切な動物だったが、戦争でそのほとんどが失われてしまった。この知らせを聞いたハワイ在住の沖縄人は、アメリカの白豚500頭を送り届けるため、船に乗り、長い航海に出る。さまざまな困難を乗り越えて、沖縄へ送り届けた人々の活躍を感動的に描くアニメーション。
[ワークシート内容]
◎ストーリーを思い出しながら、あらすじを書きだしてみよう!
◎航海の途中に起こる苦労を自分だったらどのように乗り越えるか、考えてみよう。
◎印象的だったシーンを取り上げ、感想をまとめよう。

 

《参加費》 1000円(小学生1人と大人1人)
*追加参加1人あたり+500円 *参加者家族の未就学児は無料
申し込み方法
対象:小学生と保護者 定員:各日40名
申し込み:info@kobe-eiga.net まで以下の項目についてご記入のうえお申し込みください。折り返し受付確認のメールをお送りします。
①参加希望日
②参加人数(未就学児含む)
② お名前(参加される方全員分)
③ お子さんの学校名・学年
④ 住所・電話連絡先
定員に達し次第締め切ります

主催:神戸映像アーカイブ実行委員会
お問い合せ:神戸映像アーカイブ実行委員会事務局(神戸映画資料館)078-754-8039
協力:株式会社学研教育アイ・シー・ティー、神戸海洋博物館


神戸映像アーカイブプロジェクトとは(平成28年度)

事業主体:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会拠点:神戸映画資料館

助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業」(平成28年度)

 

趣旨・目的

市民参加型のアーカイブ事業を行うことにより、映像・文化史を通じた町と人の交流の活性化を図る。
活動 = 神戸映画資料館所蔵フィルム、およびノンフィルム資料(ポスター、チラシなど)の市民参加型調査と活用。

(さらに…)


「神戸の映画・大探索」
神戸映画史・外伝
2017年2月26日(日)外伝1 3月5日(日)外伝2

神戸の映画史を開拓するプロジェクトの成果報告と関連映画上映会を2週連続で実施する。1日目は、2015年から2016年に渡って『神戸新聞』で連載された「キネマコウベ」の執筆者によるトークと、連載で取り上げられた団徳麿主演の珍しい映画を上映するほか、1980年代に関西における“特撮映画のメッカ”として君臨した伊丹グリーン劇場に関する調査報告が行われる。2日目は、サイレント映画からトーキー映画への過渡期に全国で発生した活動弁士と伴奏音楽学士たちによる労働争議に注目した神戸映画史の開拓と、神戸で1970年代に展開した自主映画上映の歴史を跡付ける研究報告と関連映画上映。

板倉史明(神戸大学准教授/神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会委員)

 

2月26日(日)
神戸映画史・外伝1
 [参加無料]
yajyo0113:30~ 「キネマコウベ こぼればなし」
田中真治(神戸新聞文化部記者)[予定]
日本映画史は1896年11月の神港倶楽部でのキネトスコープ公開に始まります。「キネマコウベ」は映画上陸120年にちなんだ地域映画史の試み。協力を仰いだ神戸映画資料館のフィルムや資料からは「本庄商会」「中島映画」「野田商会映画部」など先行書にはない新たな発見がありました。とはいえ、分かったことはごく一部。参加者からの情報や意見をいただくことで、今後の研究の足がかりになればと期待しています。

14:10~ 参考上映
『野情』
(1928年/31分[16fps]/サイレント/16mm)
監督:後藤秋声 出演:団徳麿、原駒子

15:00~ 「伊丹グリーン劇場と関西の特撮文化」
板倉史明(神戸大学准教授)
本発表では、1980年代の関西における“特撮のメッカ”として、特撮映画のオールナイト上映会やアマチュアによる特撮8ミリ映画コンテスト「グリーンリボン賞」が開催されていた伊丹グリーン劇場(兵庫県伊丹市)の歴史に注目し、そこに集った特撮ファンたちの文化について、残された資料や関係者への聞き取り調査にもとづきながら読み解いてゆきます。

15:30~ 参考上映
『おらあカッパだ』
(1968年/30分/16mm)
製作・特撮監督:大橋史典 監督・脚本:八束 基 制作:日米特撮映画
出演:保積ペペ、明石潮、仁礼功太郎

 

3月5日(日)
神戸映画史・外伝2
 [参加無料/特別上映を除く]
13:30~ 「1930年代前半における神戸および関西の弁士争議」
吉原大志(歴史資料ネットワーク事務局長)
1930年代、日本の映画がサイレントからトーキーへ移り変わるなかで、映画館で働く人たちが労働争議を起こしました。各地の映画館がこの争議の舞台となり、弁士や楽士だけでなく女性従業員も参加した幅広いたたかいでした。神戸の事例を中心に、トーキー反対争議を通じて、人々が働く場としての映画館について、歴史のなかから考えます。

14:10~ 参考上映
nonki01『ノンキなトウサン竜宮参り(夢の浦島)』
(1925年/10分/35mm)監督:木村白山 解説:牧野周一
なまけ者のノンキなトウサンが、夢で海中のカフェー竜宮館で遊び、みやげに貰った玉手箱から出てきた鬼におどろかされ働き者になるというアニメーション。本来はサイレントだが、1942年に牧野周一の解説を入れたトーキー版。

『海魔陸を行く』
(1950年/53分/35mm)監督:伊賀山正徳 解説:徳川無声
漁師に生け捕られた蛸が酢蛸にされる直前に蛸壺から脱出し、さまざまな天敵に遭遇しながらも故郷の海をめざすという荒唐無稽な実写映画。無声映画弁士として有名な徳川夢声が蛸の声を担当している。

15:30~ 「1970年代の神戸および関西の自主上映」
田中晋平(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)
1970年代には、日本の映画産業が斜陽化するなか、全国で自主映画や自主上映の活動が隆盛します。神戸では70年代前半から、映画監督の大森一樹や漫画評論家の村上知彦なども参加した〈グループ無国籍〉が、主に新開地の福原国際東映で、多くのプログラムピクチュアのオールナイト上映を行いました。今回は、グループ無国籍による鈴木清順監督の特集でもとり上げられた『関東無宿』の上映に合わせ、当時の自主上映の文化についてお話します。

kantomusyuku01特別上映[参加費:500円]
16:15~ 追加上映 18:15~
『関東無宿』
(1963年/93分/35mm)日活
監督:鈴木清順 原作:平林たい子 脚本:八木保太郎
撮影:峰重義 美術:木村威夫
出演:小林旭、松原智恵子、平田大三郎、伊藤弘子、中原早苗、伊藤雄之助
後に『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』を監督する鈴木清順が日活で手がけた異色の任侠映画。

 
会場:神戸映画資料館
主催:神戸大学地域連携事業「映像を媒介とした大学とアーカイブの地域連携」(代表者:板倉史明)、神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会

神戸市 平成28年度まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業


seishyunnokaze01「神戸の映画・大探索」
35mmフィルム映画祭 参加プログラム
映画『青春の風』上映会
2017年2月18日(土)・19日(日)

「神戸の映画・大探索」プロジェクトでは、神戸に関連する映画の情報を収集、上映しています。今回は神戸の街を舞台にした吉永小百合主演作品『青春の風』。当時の神戸の若者のファッションについてのトークも行います。

 

[上映]2月18日(土)・19日(日)13:30〜
「青春の風」
(1968/83分/35mm)日活
監督:西村昭五郎 原作:京都伸夫 脚本:才賀明
撮影:姫田真佐久 音楽:林光 美術:横尾嘉良
出演:吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、杉良太郎、川地民夫、山本陽子

ⓒ日活

ⓒ日活

神戸の女子短期大学を卒業した光子(吉永小百合)は卒業後、小豆島で家族とのどかに暮らしていたが神戸で仕事の口が見つかったのをきっかけに戻ってくる。神戸を舞台にした恋と友情の青春物語。三宮地下街(さんちかタウン)などでロケーション撮影されており、1960年代後期の神戸の空気が伝わってくる作品。

 

 

 

 

 

[トーク]2月18日(土)15:15〜16:00
「映画に見る神戸のファッション」
浜田久仁雄
(神戸ファッション美術館学芸員)

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ⓒ日活

ⓒ日活

ⓒ日活

《参加費》500円(18日はトーク付き)
*開演1時間前の12:30より整理番号付きチケットを発売します。
《会場》神戸映画資料館

主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」


神戸映像アーカイブプロジェクト
みんなで発掘・宝探し試写会
[終了]2017年1月14日(土)13:30〜
[終了]2016年11月12日(土)13:30〜
[終了]2016年8月15日(月)13:30〜
[終了]2016年6月11日(土)13:30〜
 
神戸映画資料館には、1万5千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。
 

《参加費》無料   《会場》神戸映画資料館

主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会


神戸映像アーカイブプロジェクト
ノンフィルム資料の保存と活用
2016年12月
11日(日)公開講座:映画関連資料の現在
12日(月)勉強会:映画関連資料の取り扱い

映画を収集・保存・公開するフィルム・アーカイブとしての神戸映画資料館では、映画フィルムのみならず、脚本、ポスター、スティル写真、プレス資料、機材などのいわゆる「ノンフィルム資料(映画関連資料)」も大量に保管しています。これまで映画フィルムの保存や復元に関するイベントは全国各地で実施されてきましたが、ノンフィルム資料の保存・管理・修復に特化したイベントはまったくありませんでした。今回、「神戸映像アーカイブプロジェクト」の一環として、フィルム・アーカイブだけでなく全国の資料館、博物館、美術館などに保管されているであろうノンフィルム資料の適切な保管・管理・修復についての実践的な講義と議論、そしてワークショップを実施することになりました。日本最大のフィルム・アーカイブである東京国立近代美術館フィルムセンターでノンフィルム資料を統括する岡田秀則主任研究員をはじめ、第一線で活躍するアーキビストと研究者の皆様をお迎えし、2日間にわたってノンフィルム資料の奥深い魅力に迫りたいと思います。

板倉史明(神戸大学准教授/神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会委員)

 

12月11日(日)
公開講座:映画関連資料の現在
 [参加無料/予約不要]
13:00~13:50 基調講演
 講師:岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員/ノンフィルム資料担当)
 
14:00~15:40 実践報告
 大矢敦子(京都文化博物館学芸課)
 木村立哉(東映太秦映画村 映画文化館担当)
 田中晋平(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)
 森下明彦(メディア・アーティスト/美術・音楽・パノラマ愛好家)
 
16:00~17:00 ディスカッション
 モデレーター:板倉史明
 登壇者:大矢敦子、岡田秀則、木村立哉、田中晋平、森下明彦
 

12月12日(月)
勉強会:映画関連資料の取り扱い
 [参加無料/申込制/定員20名]
11:00〜11:15 神戸映画資料館収蔵庫見学(希望者のみ)
 
11:15〜12:00 フィルムセンターのケーススタディ
 講師:岡田秀則
 
13:00〜14:30 ワークショップ
 講師:岡田秀則、和田泰典
 フィルムセンターで行っている作業を神戸映画資料館所蔵資料を使い参加者とともに行います。
 ・傷んだ脚本、雑誌の保存ケース作成
 ・ポスターの簡易修復
 
14:30〜15:00 質問・相談
 

勉強会 申込方法[12月9日18時で受付を終了しました]
以下の項目を記載し、メールでお申し込みください。info@kobe-eiga.net
 ・氏名
 ・ご所属
 ・連絡先(メールアドレスと電話番号)
 ・ご質問・ご相談内容
*資料の管理等に携わる職員、研究者からの申込を優先して受付いたします。なにとぞご了承ください。

会場:神戸映画資料館
主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
神戸市 平成28年度まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業
 
[関連企画]
2016年12月11日(日)17:20〜
『映画という《物体X》』刊行記念 上映とトーク


特集:子ども映画の愉しみ

CIE映画

戦後、CIE(民間情報教育部)は文部省に最新鋭の16ミリ映写機(ナトコ)1300台を無償貸与して各都道府県に配布、併せて供給されたアメリカなどの短篇教育映画を巡回上映して日本の民主主義啓蒙に努めました。この、GHQが占領政策として上映を推進したCIE映画から日本の教育映画の歴史を振り返ります。

10月22日(土)14時40分〜 参加無料
講演:CIE映画と日本の映画教育  講師:阿部彰
(大阪大学名誉教授)

 

Aプロ

カナダにおける学校施設や授業法の刷新、学校統廃合の過程をドキュメンタリータッチで紹介する『みんなの学校』、住んでいる町の成り立ちの調査を通じて研究の愉しさを学ぶ『町も学校』、アメリカ民謡の作曲家フォスターの伝記映画『フォスター名曲集 第5篇 夢路より』、アメリカにおける報道のあり方を描いた『新聞の自由』の4作品。

『町も学校』

『新聞の自由』

『新聞の自由』

みんなの学校 Everyone’s School
(CIE封切1948/17分/16mm)
カナダ国立映画局製作 監督:W. A. マクドナルド、イディス・スペンサー 撮影:ジョン・ノーウッド

町も学校 Near Home
(CIE封切1948/23分/16mm)
ベーシック・フィルムズ製作 英国政府国際映画局配給 英国インフォメーション・サービス映画
撮影:ジエラルド・ギブス 配役:リチャード・ドナルド・フインレイ 日本語版製作:大映株式会社

フォスター名曲集 第5篇 夢路より Beautiful Dreamer
(CIE封切1949/16分/16mm)
アドイミラル・ピクチュアズ会社 監督:ジェイ・リチャード・ウェストン
脚本:アルフレッド・スマレエイ 音楽監督:ケン・ダービー 撮影:ウィリアム・ウットン
録音:コーリー・クック
出演:ドン・リード、ジョイ・グイネル、ボウル・セオドア、キングスメン合唱団

新聞の自由 Freedom of the Press
(CIE封切1950/17分/16mm)

 

Bプロ

雨具がなくて欠席者が続出する問題を小学校の児童たちが自主的に解決していく過程を追う『こども議会』、捨て猫を介抱する母猫にすねて家出する子猫が、いろいろな危難にあいながらわが家に戻るまでをオペレッタ形式で表情が豊かに描くアニメーション『すて猫トラちゃん』、そして3本目の有名なドキュメンタリー『北地のナヌック(極北のナヌーク)』は本来は無声であるが、今回上映するのは国内に現存する数少ないプリントの一本で戦後トーキー化されたものの日本語版。

『こども議会』

『こども議会』

『北地のナヌック』

『北地のナヌック』

こども議会 Children’s Diet
(1947/CIE封切1950/19分/16mm)
東宝教育映画 製作:米山彊 脚本・演出:丸山章治 撮影:完倉泰一 編集:今泉善珠 音楽:清瀬安二

すて猫トラちゃん
(1947/24分/16mm)
日本動画社、東宝教育映画部 製作:井関輝雄 演出:政岡憲三 脚色:佐々木富美男
作詞:佐伯孝夫 作曲・指揮:服部正 録音:岡崎三千雄 作画・撮影:日本漫画映画

北地のナヌック(極北のナヌーク) Nanook of the North
(1922/CIE封切1951/50分/16mm)
製作・撮影・監督:ロバート・J・フラハティ

 

Cプロ

第二次大戦後のソ連やヨーロッパなどの世界情勢をアメリカの視点で描いた『平和への意志』、教育委員会制度の趣旨を啓発することをねらいに、とくに日本向けに製作された『新しい村の学校』、盲児幼稚園の教育を描く『わが子はめくら』、仲間にとけこめず社会適応性に乏しい「優秀児」を集めた特別学級における実践を紹介する『実験学校』の4作品。

『平和への意志』

『平和への意志』

『実験学校』

『実験学校』

平和への意志 The Will for Peace
(CIE封切1951/33分/16mm)

新しい村の学校 New Rural School
(1949/CIE封切1951/19分/16mm)
ハーバード・カアコウ・プロダクション製作

わが子はめくら My Child Is Blind
(CIE封切1952/21分/16mm)
製作:ヴィクター・D・ソロウ

実験学校 Experimental Elementary School
(1949/CIE封切1952/16分/16mm)
製作・監督:ヴィクター・ソロウ

 

 


学習研究社(学研)は1946年に小学生向け学習雑誌「学習」を創刊し教育系出版社として誕生しました。1950年には視聴覚教育の重要性と発展性に着目しスライド教材の製作に着手、その5年後の1955年から教材映画の製作をスタートしました。理科や社会科など学校現場で使われる教材映画や児童向け人形アニメーションなど、その初期から70年代までの代表作を5つのプログラムでご覧いただきます。
解説:山本直美(学研教育アイ・シー・ティー)

Dプロ 社会科映画

理科映画とならんで、学研映画の草創期を支えた社会科映画を特集したプログラム。学習雑誌や出版物、スライドなどで得た教材制作のノウハウにより、初期は「映画の形をした教材づくり」に力点がおかれていたが、『貨物駅』『魚市場』などには当時の世相や風俗が映し出され、歴史的付加価値ももつようになっている。また全盛期を迎えた日本映画の手法を巧みに取り入れ、『のうかのくらし』では教材らしからぬ映画技法が垣間見られる。

『郷土を調べよう』

『郷土を調べよう』

『のうかのくらし』

『のうかのくらし』

貨物駅
(1961/15分/ブルーレイ)
脚本:道家和祥 演出:佐藤洸 撮影:林伸好

郷土を調べよう
(1961/16分/16mm)
演出:森下博美 撮影:鈴木鉄男

のうかのくらし
(1968/10分/16mm)
脚本・演出:小野豪 撮影:金井勝 音楽:木下忠司

遣唐使 海外文化の移入
(1965/16分/16mm)
脚本:佐藤洸、福井康雄 演出:小野豪 撮影:八木正次郎 アニメーション:岡田一利 音楽:長沢勝俊

魚市場(うおいちば)学習映画大系社会科シリーズ
(1958/11分/16mm)
脚本:森田純 演出:阿久津好伸 撮影:星信夫

 

Eプロ アートアニメーション

パペット(人形)、紙、フィルムなど、様々な手法で制作された学研のアートアニメの特集プログラム。1960年代に学研は、渡辺和彦という社員監督を中心に、およそ40本のアートアニメーション映画を制作した。『いなかねずみとまちねずみ』『きたかぜとたいよう』のような半立体アニメは、当時珍しい「多層式撮影台」といって、ガラスのレイヤーを何枚も重ねて最上段から撮影する特殊技術が用いられていた。また、『マッチ売りの少女』『セロひきのゴーシュ』のような人形アニメは、多くが佐々木章氏により造形された人形を用いていた。凹凸が少なく、のっぺりとした顔が特長的である。

『いなかねずみとまちねずみ』

『いなかねずみとまちねずみ』

『セロひきのゴーシュ』

『セロひきのゴーシュ』

いなかねずみとまちねずみ
(1960/9分/35mm)
脚本・演出:渡辺和彦 作画:清水耕蔵 音楽:宅孝二

きたかぜとたいよう
(1960/8分/35mm)
脚本・演出:渡辺和彦 アニメーター:寺司香智子 作画:清水耕蔵 音楽:今井重幸

マッチ売りの少女
(1967/18分/35mm)
原作:アンデルセン 脚本:神保まつえ 演出:渡辺和彦 人形アニメーター:和田京子、見米豊、武川和子 人形:佐々木章 音楽:林光

みにくいアヒルの子
(1968/18分/35mm)
脚本・演出:渡辺和彦 人形アニメーター:和田和子、見米豊、尾崎良 人形:佐々木章 音楽:斎藤高順

以上4作品、フィルム提供:東京国立近代美術館フィルムセンター

セロひきのゴーシュ(1963/19分/ブルーレイ 16mm
原作:宮沢賢治 脚本・演出:神保まつえ 人形アニメーション:飯田純子、和田和子 人形:佐々木章

 

Fプロ 理科映画

学研映画が、教育映画としてその地位を確固たるものとした理科映画を集めたプログラム。1950年代の教育映画といえば、広告や宣伝を目的として作られた、いわゆるPR映画が大部分を占めていた中で、学研は教材に特化した映画を作る。生物学などに明るい学研の科学雑誌の編集部員をスタッフに加え、第一号映画作品『カニの誕生』を制作。その後、理科専用のスタジオを建設し微速度撮影や顕微鏡撮影なども完備されると、『しょうじょうばえ』など動物の生態を観察したり、実験を行ったりする特殊撮影も行われるようになった。

『カニの誕生』

『カニの誕生』

『きる 切断のなぞをさぐる』

『きる 切断のなぞをさぐる』

カニの誕生
(1955/10分/16mm)
脚本:藤平波三郎 構成:高綱則之 撮影:清水ひろし、中村聖

かげ
(1971/9分/16mm)
脚本・演出:建部賢太郎 撮影:金子泰生 音楽:斉藤高順

動物を分類する
(1971/16分/16mm)
脚本・演出:菅能琇一 撮影:秋山泰宏

しょうじょうばえ
(1970/16分/ブルーレイ)
脚本・演出:菅能琇一 撮影:松本慶一

きる 切断のなぞをさぐる(1971/27分/16mm)
脚本・演出:定村武士 撮影:平野光徳 音楽:桑野研郎

 

Gプロ 産業映画

学研が官公庁や企業から受託して制作した産業映画を集めたプログラム。学研は教材映画制作の一方、様々な団体から映画制作を請け負っていた。その中には公害や環境問題を取り上げた『黒い霧 スモッグに挑む』のように、ドキュメンタリー映画として現在も受け継がれる作品もある。また1970年の大阪万博では、部内に万博映画制作室が設置され、パビリオン内で投影する大型展示映像の制作なども行った。

『Expo’70 人類の広場』

『Expo’70 人類の広場』

『黒い霧 スモッグに挑む』

『黒い霧 スモッグに挑む』

Expo’70 人類の広場
(1970/20分/ブルーレイ上映)
脚本・演出:福井康雄

黒い霧 スモッグに挑む
(1965/27分/ブルーレイ上映)
脚本:秋山智弘 演出:定村武士 撮影:佐竹荘一

純白の太陽
(1966/20分/ブルーレイ上映)
脚本・演出:畑正憲 撮影:岩間勇水

 

Hプロ 昭和の子どもたち

学研映画に収録されている人々や町の様子などから、当時の世相や風俗をふり返るプログラム。学研は多数の児童向け教育映画を制作する中で当時の子どもたちの活き活きとした姿を映し出してきた。彼らを取り巻く生活習慣、服装、髪型、話し方に至るまで、深い郷愁にかられる作品を選定した。

『おこったエンピツたち』

『おこったエンピツたち』

『えんそく』

『えんそく』

おこったエンピツたち
(1963/17分/16mm)
脚本・演出:小野豪 撮影:佐竹荘一 特殊技術:渡辺和彦 音楽:斉藤高順

えんそく(1960/13分/16mm)

てんぐ祭りとがき大将
(1975/45分/16mm)
脚本:関功 演出:瀬藤祝 撮影:金子泰生 音楽:西山登

 


『風の中の子供』、『みかへりの塔』、『しいのみ学園』など、みずみずしい子どもたちの姿を戦前から戦後にかけて描き続けた清水宏監督。その中でも自主製作時代の「蜂の巣映画」を中心にしたプログラム。

Iプロ

清水監督は戦災孤児を引き取りともに生活をしていたが、その子どもたちを出演させてオール・ロケーションで撮影した作品。下関に降り立った復員兵が出会った浮浪児たちを連れて広島、神戸と山陽道を歩いて行く。山中貞雄、小津安二郎、そして溝口健二が天才と呼んだ、清水宏監督の「子ども」と「旅」のテーマが凝縮されている。
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蜂の巣の子供たち
(1948/86分/35mm)
蜂の巣映画部 監督・脚本:清水宏 撮影:古山三郎 音楽:伊藤宣二
出演:島村俊作、夏木雅子、久保田晋一郎、岩本豊

 

Jプロ

当時、植民地であった朝鮮で即興的に撮影された小品『ともだち』、『みかへりの塔』などの長篇の合間を縫って製作した『團栗と椎の実』、清水宏の珍しい記録映画『奈良には古き佛たち』。長篇作以上に清水映画の魅力にあふれた短篇作品のプログラム。

『ともだち』

『ともだち』

『團栗と椎の実』

『團栗と椎の実』

ともだち
(1940/13分/35mm)*音声欠落
大日本文化映画製作所 監督・脚本:清水宏 撮影:厚田雄治
出演:横山準、李聖春、南里金春
フィルム提供:東京国立近代美術館フィルムセンター

團栗と椎の実
(1941/29分/35mm)
松竹大船 監督・脚本:清水宏 撮影:森田俊保
出演:大塚紀男、横山準、大山健二、若水絹子、大藤亮

奈良には古き佛たち
(1953/36分/35mm)
蜂の巣映画部 監督:清水宏

 

Kプロ

『その後の蜂の巣の子供たち』に続く「蜂の巣映画」三部作の3本目。奈良でお寺の案内をして生活する戦災孤児の少年たちを、大仏が静かに見守っているかのような心温まる作品。

daibutsu01大佛さまと子供たち(予定)
(1952/102分/35mm)
蜂の巣映画部 監督・脚本:清水宏
撮影:古山三郎 音楽:伊藤宣二
出演:岩本豊、硲由夫、宮内義治、久保田晋一郎、川西清
フィルム提供:東京国立近代美術館フィルムセンター

 


Kobe Documentary Film Festival 2016
第8回神戸ドキュメンタリー映画祭
10月15日(土)・16日(日)、21日(金)〜25日(火)

上映時間会場・料金・問合せ
〈ホームムービーの日 in 神戸〉
日本の新作ドキュメンタリー「さとにきたらええやん」
特集:子ども映画の愉しみ


日本の新作ドキュメンタリー
「さとにきたらええやん」
2016年10月16日(日)
13時30分〜上映 15時20分〜16時20分座談会
会場:ふたば学舎 講堂
参加無料

satoni00

さとにきたらええやん
(2015/100分/ブルーレイ)
監督・撮影:重江良樹 プロデューサー・構成:大澤一生 編集:辻井潔 音楽:SHINGO★西成
日雇い労働者の街・大阪西成区釜ヶ崎で38年続く子どもたちの集いの場「子どもの里」。人情が色濃く残る街の人々の奮闘を描く、涙と笑いあふれるドキュメンタリー。全国各地で好評上映中のヒット作を特別上映します。
映画『さとにきたらええやん』公式サイト

座談会 「みんなでつくる、みんなの居場所」
お招きした3人の方々は、どんな温かな目線でまちを眺めてられるのでしょうか?
その目線をレンズにして今一度まちを覗いてみたい!と考えての座談会です。
────────司会:金千秋(映画祭実行委員会委員長、FMわぃわぃ代表)
重江良樹(「さとにきたらええやん」監督)
茂木美知子WACCA代表、NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ理事)
原田千博NPO法人フリーヘルプ 長田店店長)

 


Kobe Documentary Film Festival 2016
第8回神戸ドキュメンタリー映画祭
10月15日(土)・16日(日)、21日(金)〜25日(火)

上映時間会場・料金・問合せ
〈ホームムービーの日 in 神戸〉
日本の新作ドキュメンタリー「さとにきたらええやん」
特集:子ども映画の愉しみ


第8回神戸ドキュメンタリー映画祭 ホームムービーの日 in 神戸

 

ちいさなフィルムのためのちいさな祭典! 世界で同時開催
ホームムービーの日 in 神戸
みなさんのホームムービーを見せてください!

上映フィルム募集中
フィルムをお持ちのかたは、事前に神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会事務局(神戸映画資料館内)までご連絡ください。
お寄せいただいたフィルムは、傷みや内容を確認後、持ち主の方と上映のご相談をします。上映させていただいたフィルムは、その後も内容を簡単に確認できるようDVD化してお渡しいたします。

©かこさとし1951

©かこさとし1951

2016年10月15日(土)13時30分〜
会場:ふたば学舎 会議室3-2(和室)
参加無料

地域や家庭に眠るフィルムを持ち寄る上映会です。
個人的な記録(映像)が、地域の、そして時代の記憶を呼び覚まします。
この機会に、みなさんの思い出を映像とともに甦らせてください。
懐かしい幻灯の上映もあります。
[上映]みなさんからお寄せいただいたホームムービー
[幻灯上映]
「わっしょい わっしょい ぶんぶんぶん」
(1954年)製作:東大セツルメント川崎こども会 作画:加古里子

 

お問い合せ

神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会事務局 (神戸映画資料館内)
078-754-8039 info@kobe-eiga.net

HMD Japan LogoNPO法人映画保存協会(東京)が〈ホームムービーの日〉の日本での普及につとめています


Kobe Documentary Film Festival 2016
第8回神戸ドキュメンタリー映画祭
10月15日(土)・16日(日)、21日(金)〜25日(火)

上映時間会場・料金・問合せ
〈ホームムービーの日 in 神戸〉
日本の新作ドキュメンタリー「さとにきたらええやん」
特集:子ども映画の愉しみ


「神戸の映画・大探索」
山本二三氏トークショー と 映画「火垂るの墓」上映会
2016年8月26日(金)13:30〜16:30
会場:ふたば学舎 三階 講堂

©野坂昭如/新潮社,1988

©野坂昭如/新潮社,1988

山本二三s山本二三(やまもとにぞう)
1953年6月27日生まれ。長崎県五島市出身。子どもの頃から絵が得意だった山本は、岐阜県県立大垣工業高校で建築を学び、美術系専門学校在学中にアニメーションの美術スタジオに勤務しました。その後、テレビアニメーション「未来少年コナン」(1978)で自身初の美術監督を務め、以降、「天空の城 ラピュタ」(1986)、「火垂るの墓」(1988)、「もののけ姫」(1997)など、美術監督として数々の名作に携わりました。

 

第1部 13:30〜14:15
山本二三氏トークショー

映画「火垂るの墓」で美術監督をつとめた山本二三氏をお招きして、制作秘話などをお話しいただきます。
聞き手:松下麻理(神戸フイルムオフィス代表)

 

第2部 14:30〜16:00
「火垂るの墓」上映会

(1988年/ 88分/16mmフィルム上映/アニメーション)
監督・脚本:高畑勲 原作:野坂昭如 美術監督:山本二三
制作:スタジオジブリ 製作:新潮社
太平洋戦争末期の神戸。14歳の清太と4歳の節子の兄妹は空襲で母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹は西宮の親戚の家へ身を寄せるが、そこでも居場所がなくなり二人は防空壕の中で暮らし始める…。

上映会終了後 書籍販売とサイン会
*「山本二三展」図録がサインの対象となります。

 

《参加費》無料
開催当日正午よりふたば学舎三階講堂前にて整理券を配布します。先着250名。

主催:ふたば学舎、神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」

 
[関連情報]
日本のアニメーション美術の創造者
「山本二三展 リターンズ」
~天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女~
会場:神戸ゆかりの美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
会期:7月16日(土)~9月4日(日)
*月曜日休館[但し、7月18日(月)は開館、19日(火)は休館)]


※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。