2026年2月14日(土)
「丹生谷貴志コレクション」(月曜社)刊行記念講演+『書かれた顔』上映

©Eurospace+T&C film
丹生谷貴志さんが、デビュー作から現在までの仕事の集成として全三巻の「丹生谷貴志コレクション」を月曜社から刊行されました。神戸市外国語大学教授でもあった丹生谷さんにはトークや講義など、当館のイベントにも度々ご登場いただいています。今回はご自身の「コレクション」の刊行を記念して、これまでのお仕事を振り返りつつ、映画、思想、文学、美術etc……いかなるジャンルにもおさまらない、その終わりなき営みの実践についてお話しいただきます。
合わせて上映するのはダニエル・シュミット監督の『書かれた顔』。丹生谷さんと親交があり、本作品に助監督としてつかれた青山真治さん、撮影に参加された映画批評家の安井豊さんに追悼を捧げます。

©Eurospace+T&C film
14:30〜16:10
『書かれた顔』 Das geschriebene Gesicht
(日本=スイス/1995/100分/35mm)
製作:ユーロスペース、T&Cフィルム
プロデューサー:堀越謙三、マルセル・ホーン
監督:ダニエル・シュミット
撮影:レナート・ベルタ
出演:坂東玉三郎、武原はん、杉村春子、大野一雄、蔦清小松朝じ、坂東弥十郎、宍戸開、永澤俊矢
虚構と現実をないまぜにした幻想的な作品を得意とするシュミットは、女形という特異な存在を通して、ジェンダー、生と死、そしてフィクションとドキュメンタリーの境界線上に、虚構としての日本の伝統的女性像を浮かびあがらせる。
「鷺娘」「大蛇」「積恋雪関扉」を演じる玉三郎の美しい舞台映像はもちろんのこと、撮影後ほどなくしてこの世を去った杉村、武原の語りや、大野の荘厳な舞踏など、彼らの“最後の姿”は今や貴重な記録となった。
撮影はゴダール、ロメール、オリヴェイラらの作品も手掛けてきた名手レナート・ベルタ。盟友シュミットと生み出した夢幻の映像美は、今なお多くの作家に刺激を与え続けている。また本作に挿入されるフィクションパート「黄昏芸者情話(トワイライト・ゲイシャ・ストーリー)」では青山真治が助監督を務めた。
16:30〜18:00
講演 丹生谷貴志(批評家/思想家)



丹生谷貴志コレクション
第Ⅰ巻 2025年12月刊行 616頁 4,500円+税
第Ⅱ巻 2025年12月刊行 592頁 4,300円+税
第Ⅲ巻 2026年1月刊行 576頁 4,300円+税
月曜社、四六判
*神戸映画資料館で販売(現金のみ)。講演終了後にサイン会を予定しています。
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孤高の批評家/思想家の40年にわたる営為からその精髄を集成。哲学・美術・文学・映画をつらぬいて思考の極限を歩みつづける批評家の全貌を3巻1800頁に凝縮して、その核心をあきらかにする。
《料金》 *入替制
鑑賞料 一般:1700円 シニア(65歳以上):1500円 ユース(25歳以下)・障害者・会員:1300円
講演 1,000円(映画鑑賞者:500円)
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039
主催:月曜社、神戸映画資料館
