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鈴木仁篤&ロサーナ・トレス作品特集 鈴木仁篤監督インタビュー
ポルトガルで共同映画制作をおこなう鈴木仁篤監督とロサーナ・トレス監督の三作品が3月16日(土)・17日(日)に神戸映画資料館で上映される。いずれも言葉を切り詰めた、画と音の力で豊かさを感じさせる映画だ。この特集を前に、鈴木監督にインタビューをおこなった。
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『きのう生まれたわけじゃない』 福間恵子プロデューサーインタビュー
詩人でもある福間健二監督の第7作となる『きのう生まれたわけじゃない』。昨年4月26日に74歳で旅立たれた監督の最後の映画となったことは無念でならないが、ここが表現の終着点ではない。第2作『岡山の娘』(2008)以降、プロデューサーをつとめてこられた福間恵子さんにお話を聞いた。
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『マリの話』 高野徹監督ロングインタビュー(後編)
『マリの話』はロングインタビュー前編で伺ったとおり、偶発性やアクシデントを積極的に制作に取り込み、監督の意思以外の要素──厳格なシネアストならば採用しないかもしれないアイデア──が幾つかの場面に大きく作用している。この後編では、そうした本作の雑多なコラージュ的構成にも光を当ててみたい。
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『マリの話』 高野徹監督ロングインタビュー(前編)
高野徹監督の初長編作『マリの話』。ロングインタビュー前編ではこの怪作(?)の成り立ちから監督に伺った。
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観客の顔をさがす:佐々木友輔『映画愛の現在』三部作の神戸上映に寄せて 田中晋平
関西初上映の『映画愛の現在』。鳥取県全域の映画館や自主上映グループ、小規模の映画祭、ドキュメンタリーの制作者など、映像にたずさわるさまざまな人々を、監督の佐々木友輔が訪ね歩き、それぞれの語りに耳を傾けた記録である。
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『フィルム 私たちの記憶装置 Film, The Living Record of Our Memory』(2021)について 石原香絵
神戸発掘映画祭2022で日本初上映され、一週間限定でオンライン配信された『フィルム 私たちの記憶装置』のアンコール配信が実現しました。そこで、神戸発掘映画祭2022での上映後に行われた石原香絵氏の解説を公開します。
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『ピストルライターの撃ち方』 眞田康平監督ロングインタビュー
『しんしんしん』(2011)から11年ぶりとなる眞田康平監督の長編『ピストルライターの撃ち方』が公開される。舞台は遠くない未来にふたたび原発事故が起きた地方。除染作業員の人出しビジネスで儲けるヤクザを手伝う主人公は刑務所帰りの親友、出稼ぎ風俗嬢と共同生活をはじめるが──。監督と共に新作の細部に迫った。
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『しんしんしん』 眞田康平監督ロングインタビュー
眞田康平監督の新作『ピストルライターの撃ち方』の公開にあわせて、眞田監督が東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作作品として撮り上げた長編デビュー作『しんしんしん』(2011)が上映される。13年近く前になる撮影当時のことを振り返っていただいた。
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『ケイコ 目を澄ませて』 大川景子(編集)ロングインタビュー
三宅唱監督作『ケイコ 目を澄ませて』(2022)の編集を手がけた大川景子。観客には不可視の領域ともいえるその術を探りたいと思い、もうひとりのケイコの声に耳を澄ませた。
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『#ミトヤマネ』 宮崎大祐監督ロングインタビュー(後編)
宮崎大祐監督の新作『#ミトヤマネ』が公開された。本作では長編デビュー作『夜が終わる場所』(2011)からの監督作に共通する「オリジナルと複製」の問いが究極まで推し進められている。アメリカのノワール映画の複製から出発し、現在までの12年のあいだに宮崎大祐は何を撮ってきたのか。
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『#ミトヤマネ』 宮崎大祐監督ロングインタビュー(前編)
SNSのインフルエンサーとして注目を浴びる山根ミト、通称「ミトヤマネ」の華やかな活躍とその後──非有機的な生──を高速ザッピングのようなスピードとテクスチャーの変化で見せる宮崎大祐の初の商業作品『#ミトヤマネ』。8月25日(金)の公開を控える監督にインタビューをおこなった。
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『PLASTIC』 宮崎大祐監督ロングインタビュー(後編)
ロング・インタビュー前編では映画の背景に広がる監督の思想を主に語っていただいた。その取材中に思い出したのはデビュー作『夜が終わる場所』(2011)から12年、一回りの時間が経過したこと。この後編では作品の細部に加えて2023年、現在地にいる監督の眼に写る風景に関しても訊ねてみた。