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『三度目の、正直』 野原位監督ロングインタビュー
野原位が神戸で撮り上げた劇場デビュー作『三度目の、正直』が各地で公開中だ。混濁した内面を持つ人間たちを描く映画自体が孕む混濁は取材者泣かせで、作品の肝を掴めぬままインタビューに臨むことになった。
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収蔵図書紹介「東映任侠映画120本斬り」
著者 山根貞男
紹介者 宮本裕也(映画好き 学生) -
『彼女はひとり』 中川奈月監督インタビュー
昨年夏に神戸映画資料館で小特集が組まれた中川奈月監督。長編デビュー作である孤独な少女の復讐劇『彼女はひとり』(2018/立教大学現代心理学部研究科大学院修了作品)はジャンル映画の要素を吸収しながら、それに留まらない爆発力を放つ。
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『カウンセラー』 酒井善三監督インタビューPart2
心理相談室を突然訪れた女が切り出したエキセントリックな話は虚と実、主体と客体、記憶と妄想の境界を溶かし始め、耳を傾けるカウンセラーの精神をも侵食してゆく──。
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『北新宿2055』 宮崎大祐監督インタビュー
初の原作もの、そしてあらゆる事象が記号・均質化される世界の微かな差異を捉え続ける宮崎のフィルモグラフィーにおいて重要な一作の誕生だ。
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『カウンセラー』 酒井善三監督・百々保之プロデューサーインタビュー
カウンセリングルームでの曲々しい対話を軸に展開する本作は「商業映画へのステップの自主制作」とはまったく異なる志向を備え、オルタナティヴな可能性に満ちた純度の高い娯楽映画だ。
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『偶然と想像』 濱口竜介監督インタビュー
会話劇、演じること、言葉と身体、カメラと演技の調和──追及し続けてきた数々のテーマを深化させた監督に、面白さの源を探るべくお話を訊いた。
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『森田芳光 70祭(ななじゅっさい) 映画監督・森田芳光特集』 三沢和子プロデューサーインタビュー
70年代、自主制作の8ミリ映画時代より注目を集め、2011年に61歳で亡くなるまでに才気溢れる映画を発表し続けた森田芳光監督。その軌跡をたどる特集上映が大阪でスタートした。