神戸映画資料館

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2026年3月7日(土)・8日(日)

人生の幻影 ダグラス・サークの二都物語 第6弾[最終回]

デトレフ・ジールク時代 女優ツァラー・レアンダーと共に

ファスビンダーやアルモドバルなど、多くの映画作家たちに今なお影響を与え続けている偉大な映画作家ダグラス・サーク。彼がナチスドイツを逃れてハリウッドに渡り、デトレフ・ジールクからダグラス・サークへと名を変え、50年代に撮った『天が許し給うすべて』や『風と共に散る』、『悲しみは空の彼方に』などの華麗なメロドラマの数々は、60年代末になって再評価され始め、メロドラマ映画の概念を根底から覆すことになる。メロドラマの巨匠として、ダグラス・サークの評価は今や不動のものとなったと言っていいだろう。しかしサークが撮ったのは何もメロドラマばかりではない。アメリカ時代に彼が手がけた作品は、コメディやフイルム・ノワール、歴史物、さらには西部劇さえも含む。


特集の最終回となる第6弾は、元々歌手である歌姫ツァラー・レアンダーを主役に迎えたサークのドイツ時代最後期の2作品を上映。
最終日にはドイツ映画研究者の渋谷哲也氏のレクチャーも。

 

『世界の涯に』 Zu neuen Ufern
(ドイツ/1937/103分)ウーファ
監督・脚本:デトレフ・ジールク 共同脚本:クルト・ホイザー
撮影:フランツ・ワイマール 音楽:ラルフ・ベナッキー
出演:ツァラー・レアンダー、ヴィリー・ビルゲル、カローラ・ヘーン、ヴィクトル・シュタール

シドニーに転任した恋人の罪を被り、同地に流刑になった歌姫のツァラー・レアンダー。男は昇進し将軍の娘と婚約。レアンダーは現地男性と結婚して釈放されるが…。サーク初期の傑作として名高いメロドラマ。世界の涯での再会、すれ違い、全てを祝福する歌声。感情を揺さぶるサークの巧みな演出は完成の域にある。

 

 


『南の誘惑』 La Habanera
(ドイツ/1937/98分) ウーファ
監督:デトレフ・ジールク 脚本:ゲルハルト・メンツェル
撮影:フランツ・ワイマール 音楽:ロタール・ブリューネ
出演:ツァラー・レアンダー、ユリア・セルダ、フェルディナンド・マリアン、カール・マルテル、ボリス・アレキン、パウル・ビルト、エドウィン・ユルゲンセン

熱帯の島で地元名士と恋に落ち衝動的に結婚したスウェーデン人の娘。やがて嫉妬深い夫への愛も消える。そんなとき、熱病の調査のため医師が島を訪れ…。短いカットで夫婦の10年間を表現する大胆な飛躍!さすがの演出が冴えるサーク独時代最後の作品。ツァラー・レアンダーが地獄に落ちるヒロインを熱演。

 

3月8日(日)17:20〜18:20 [参加無料]
レクチャー「ドイツ時代のダグラス・サーク(デトレフ・ジールク)」
渋谷哲也
(ドイツ映画研究)

 

*全作品デジタル上映
 

《料金》 1本あたり(当日2本目以降は100円割引)
一般:1300円 シニア(65歳以上)・障害者:1100円 ユース(25歳以下):700円 会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

協力:ダッサイ・フィルムズ、井上正昭

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