神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

タグ:

2023年8月19日(土)・20日(日)13:30

前田憲二監督の長編記録映画 連続上映 第7回

NPO法人ハヌルハウス代表の前田憲二監督から、自作の映画フィルムを寄贈していただいた。それを記念しシリーズで上映する。

 

『恨(HAN) 芸能曼荼羅』
(1995/150分/35mm)
プロデューサー:萱沼紀子、李義則
監督・脚本:前田憲二
音楽:今井重幸
撮影:田島侃宜、北村徳男
ナレーション:寺田農
主題歌:新井英一
出演:金久美子、新井紀人

漂泊に身をまかせた謎の傀儡子たちの人形戯とその生きざまを、時代を超えて日本、朝鮮半島、中国に追い、差別された雑芸人たちの民衆史を描き出す。
鳥取県・円通寺人形芝居、兵庫県・西宮神社と傀儡師故跡、柳原蛭子神社「柳原えびす祭」、淡路島三条大御堂とその周辺、淡路人形浄瑠璃、山梨県・天津司舞、滋賀県・吉富庄、大分県・宇佐八幡宮、福岡県・八幡古表神社「乾衣祭り」「神相撲」、韓国・男寺党、放浪芸人集団、韓国全羅北道高敞郡、全羅南道寶城郡會泉面、中国・扁担木偶戯、斜箭堤陽戯、2000年前の傀儡木偶など、30箇所の大ロケーションを敢行。
2004年に惜しくもこの世を去った在日3世の女優、金久美子(キム・クミジャ)が傀儡女を演じ、今井重幸や新井英一にょる重厚な音楽が映像を盛り上げ、普通の記録映画にはない趣ある作品となっている。

前田憲二
1935年大阪府出身。1960年代後半より日本各地や中国・朝鮮半島に祭りや芸能を追い続け、祭事を記録したテレビ・映画作品は250本以上におよぶ。 代表作に、『おきなわ戦の図 命どぅ宝』(1984)、『神々の履歴書』(1988)、『土俗の乱声 』(1991)、『恨・芸能曼陀羅』(1995)、『百萬人の身世打鈴』(2000)、『月下の侵略者』(2009)、『東学農民革命』(2016)などがある。2001年、韓国政府より王冠文化勲章を授与された。 NPO法人ハヌルハウス代表理事を務める。

 

《料金》
一般:1800円 シニア(65歳以上):1500円 ユース(25歳以下)・会員:1300円
予約受付

メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

PageTop