不良フェミニスト映画批評の実践・戦前編　　vol.3

二ヶ月に一度の頻度で開催する「新長田映画講座」。新シリーズ「不良フェミニスト映画批評の実践・戦前編」の3回目。
講師に「溝口健二論: 映画の美学と政治学」（法政大学出版局）などの著書がある木下千花氏を招き、計3回にわたり、フェミニスト映画批評の視点から作品を読み解いていただきます。

13：30〜 上映
「からゆきさん」（1937/59分/35mm）
P.C.L.映画製作所、入江ぷろだくしょん
作品提供：国立映画アーカイブ
監督：木村荘十二　原作：鮫島麟太郎　脚本：畑本秋一、東坊城恭長
撮影：立花幹也　美術：山崎醇之助　音楽：紙恭輔

出演：入江たか子、丸山定夫、北澤彪、滋野ロヂェー、清川虹子

戦前トップのスターパワーを武器に、女性として初めて長編劇映画のプロダクションを設立した入江たか子の自社製作・主演作品。明治の末期、長崎の貧しい村から「からゆきさん」としてシンガポールに渡ったおゆき（入江）は、オランダ人との間に生まれた息子を連れ、蓄えた金を持って村に帰ってくるが、村人からの誹謗中傷と差別に直面する。木村荘十二の映画的知性が冴える傑作。（木下千花）

14：40〜 講座（終了予定15：40）　＊24日（日）は前日の講座の録画
講師：木下千花（京都大学教授）

《参加費》 上映＋講座
一般：1500円　ユース（25歳以下）：1000円　会員：1200円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net　078-754-8039

主催：神戸市　企画：NPO法人プラネット映画保存ネットワーク