神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

2024年10月13日(日)

[貸館] 東京フェイクドキュメンタリー映画祭 IN 神戸

14:00~16:30 【入場無料】

 

【上映作品】


『【TCG発掘隊】死のゲーム!? 金神骨牌』28分/宮島岳人
カードゲームを紹介する動画を作成しているYouTuberの自宅に、視聴者から“自作のカード”が届けられた! 気色悪い贈り物に困惑するYouTuberは、カードを送り主に返却すべく旅に出るが……。 娯楽系フェイクドキュメンタリーの金字塔。

 


『しどろもどろ』14分/西崎羽美
“魅力的な主人公を撮る”ことを目指し、監督は友人にカメラを向けて記録映画を作り始めるが、友人は突然、姿を消してしまう。監督は友人と繋がりのあった人を訪ね、その人物像を探ろうと試みる。フェイクドキュメンタリーが問う、普遍的な主人公論。

 


『潜龍用うる勿れ』6分/ぬくまるあお
「田中」を名乗る1人の女性のセルフドキュメント。木々に囲まれた古いマンションに入った田中氏は、汚れた壁を歯ブラシで丹念に磨き、邪気の浄化を試みる。田中氏の”自撮り”を通し、私たちは彼女の人生と心の内に触れていく。

 


『わたしバスガイド、あなたたち修学旅行生』11分/三木はるか
塾講師の三木はるかさんは、職場の同僚を誘って鎌倉バス旅行へ。しかし当日はあいにくのどしゃ降り。しまいには、旅行団員の1人が乗り物酔いで吐き気を催して混乱状態に。大仏の前で繰り広げられる、筋書きのあるドキュメント!

 


『Own Story』 5分/宮森みどり
4人の若者がカメラの前で恋愛経験を語る。間違いなく誰かは嘘をついているが、鑑賞者は彼らの外見や口調からしか、内容の真偽を推測することができない。フェイクと事実の混在が、観る側の無意識的偏見を誘発する実験映像。

 


『PAKKKKKKKIS』47分/相馬あかりさん
国内外で高い評価を受ける全盲ラッパー・パッキス氏を追った記録映画。 「俺を支えてるのは杖じゃなくてラップだ」 と語るパッキス氏は、取材中に発覚したHIV感染さえも、新たなアートに昇華させていく。 スターの光と闇が交差する衝撃の47分。

 


『サヴァイヴァル5+3(デジタル捕獲版)』9分/芹沢洋一郎さん
病を持ち外科手術に臨む53歳の男を、8ミリフィルムで追ったドキュメンタリー。 人生の瀬戸際に立つ彼の姿は、同じく消滅の危機にある8ミリフィルムと重なる。 現実にフェイクが介入し、見る者に震撼をもたらす、脅威の一本。

 


『赤塚溜池公園川鵜撲殺事件』8分/佐藤健人さん
「殺していいのかよ! 生きてるものを!」 日曜の公園で、老人が鳥を撲殺したところ、市民同士の口論勃発。しまいには警察も駆けつける事態に。 カオスだらけのエンターテイメント。これは虚構か!? 現実か!?

 

《料金》 無料
お問合せ:東京フェイクドキュメンタリー映画祭 X
主催:木澤航樹
1992年生まれ。大学卒業後、一般企業でシステムエンジニアとして働く傍ら、映画美学校に通い映像制作を学ぶ。
現在、東京フェイクドキュメンタリー映画祭主催者、映像作家として活動。

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