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2022年7月23日(土)・24日(日)
新長田映画講座
山根貞男、大映時代劇を語る vol.1
新シリーズ「新長田映画講座」は、二ヶ月に一度の頻度で開催いたします。その第1回の講師は映画評論家の山根貞男氏。計3回にわたり、大映時代劇の魅力を語っていただきます。
13:30〜 上映
「女と海賊」(1959/90分/35mm 16mm)
製作:大映京都撮影所
監督:伊藤大輔 脚色:伊藤大輔、八尋不二 撮影:宮川一夫
美術:西岡善信 音楽:伊福部昭 録音:大谷厳 照明:中岡源権
出演:長谷川一夫、京マチ子、木村功、三田登喜子、弓恵子
15:20〜 講座(終了予定16:20) *24日(日)は前日の講座の録画
講師:山根貞男(映画評論家)
長谷川一夫が非情な海賊に扮する海洋活劇
日本映画はかつて2本の柱に支えられていました。時代劇はその片方の柱で、勢いが現代劇を上回ることもあり、戦後日本映画の黄金期だった1950年代には、大映と東映の時代劇が多大なファンを熱狂させていました。大映という会社は現在ありませんが、フィルムは残っており、見ることができます。そこで、大映創立から80年目の今年、スターの魅力と大映時代劇の面白さを再考する連続講座を企画しました。第1回は『女と海賊』(1959年)を取り上げます。主演の長谷川一夫は当時、毎年8本の映画に出て、大映のトップスターとしての人気を誇っていました。「銭形平次」シリーズを中心に、股旅もの、チャンバラ時代劇、王朝ものの大作など、多彩な主演作が並ぶなか、非情な海賊に扮した海洋活劇が『女と海賊』です。監督は伊藤大輔、共演は京マチ子。心に深い傷をもつ海賊を、天下の美男スターがどう演じますか。これは伊藤大輔脚本の『女と海賊』(1923年)のリメイクで、その無声映画が「時代劇」という呼称の第1号だった話は、当日のトークで。
(山根貞男)
《参加費》 上映+講座
一般:1500円 ユース(25歳以下):1000円 会員:1200円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039
主催:神戸市 企画:NPO法人プラネット映画保存ネットワーク