2022年11月23日(水・祝)
バワーズと「愉快」な映画人たち
「NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ」公開記念
神戸映画資料館配給「NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ」が現在全国の劇場で公開中。作品から受ける衝撃はもちろん、バワーズ自身の「謎」にも注目が集まっている。公開記念イベントとしてバワーズの映画をより豊かに鑑賞するための重要作品群を一挙上映。併せて劇場パンフレットの執筆者2人によるここでしか聞けないマニアックトークも行う。バワーズ宇宙を深掘りしたい方、必見!
いいをじゅんこ(企画協力/クラシック喜劇研究家)
Aプログラム
『海底王キートン』The Navigator
(1924/61分/16mm)
監督:バスター・キートン、ドナルド・クリスプ
原作・脚本:ジーン・ハヴェッツ、ジョセフ・A・ミッチェル、クライド・ブルックマン
撮影:バイロン・フーク、エルジン・ レスリー
出演:バスター・キートン、キャスリン・マクガイア
『専売特許』It’s a Gift
(1923/12分/16mm)
監督:ヒュー・フェイ
主演:スナブ・ポラード
伴奏:天宮遥
トーク:いいをじゅんこ(クラシック喜劇研究家)
バワーズとキートン。無声喜劇界を代表するシュルレアリストと呼ぶにふさわしい彼らが共有するものとは?違いとは?それを探るため、本物の大型客船をガジェットとして生かしきった長編『海底王キートン』を観てみよう。ちなみに本作とバワーズの『怪人現る』は共にキャスリン・マクガイアがヒロインを演じている。併映は発明家コメディとして有名なスナブ・ポラードの短編。
Bプログラム 短編集
『不思議な箱』La Boîte à malice(1903/2分)ジョルジュ・メリエス
『かぼちゃ競争』La course aux potirons(1907/10分)ロメオ・ボゼッティ
『リトル・ニモ:ニューヨーク・ヘラルド紙の有名漫画家ウィンザー・マッケイと彼の動く漫画』Winsor McCay, the Famous Cartoonist of the N.Y. Herald and His Moving Comics – Little Nemo(1911/8分)ウィンザー・マッケイ/J・スチュアート・ブラックストン
『時計師オネジム』Onésime horloger(1912/5分)ジャン・デュラン
『リズム21』Rhythmus 21(1921/3分)ハンス・リヒター
『蛙の王様』Les grenouilles qui demandent un roi(1922/8分)ヴワディスワフ・スタレーヴィチ
『インク壺の外へ Bubbles』Bubbles(1922/7分)マックス・フライシャー
以上16mm
伴奏音楽:塩屋楽団(稲田誠、鈴木勝、森本アリ、山本信記)
『ちんころ平平玉手箱』(1936/9分/トーキー)大藤信郎
トーク:かねひさ和哉(アニメーション愛好家、フリーライター)、いいをじゅんこ
漫画家。アニメーター。コメディアン。映画監督。世が世ならバワーズはマルチクリエーターともてはやされただろう。その作品には黎明期以降のアニメーションや特撮映画史の痕跡が見える。劇場パンフレットに言及のある映画人たちのフィルムを集めてみた。上映後トークでたっぷり解説。
《料金》
一般:1800円 ユース(25歳以下):1200円 会員:1500円
《割引》当日2プロ目は200円引き
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039
協力:プラネットプラスワン
企画協力・解説:いいをじゅんこ
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業