神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

2023年1月27日(金)〜31日(火)

『紅花の守⼈~いのちを染める』

『紅花の守⼈~いのちを染める』

(2022/85分/デジタル)
監督:佐藤広⼀
プロデューサー:髙橋卓也
語り:今井美樹
製作:映画「紅花の守⼈」製作委員会
配給:UTN エンタテインメント

 

あやしき紅に魅せられた紅花の守人たちが
織りなす奇跡の物語

中近東からシルクロードを経て中国に渡り、⽇本に伝わった紅花。皇室で珍重されたその⾊は、明治時代に⼊り化学染料の台頭により、また第⼆次世界⼤戦中に国によって栽培を禁⽌され継承の危機に瀕していた。しかし誰に頼まれるでもなく、⼭形の⼩さな農村の⽚隅で密かに守り継がれていたことによって、今では世界的な農業遺産として注⽬され始めている。
⼿間暇を惜しまず栽培して⽣まれた紅の染料からは、1%の極くわずかな紅⾊しかとれない。利便性から遠く離れた紅花⽂化を、慈しみながら守り継ぐ⼈々の姿を4年の歳⽉をかけて記録した映画『紅花の守⼈』が、ついに完成した。
ナレーションは映画『おもひでぽろぽろ』でタエ⼦役の声を担当した、歌⼿で⼥優の今井美樹が参加している。監督は『世界⼀と⾔われた映画館』など、⼭形を舞台に数々の映画作品を発表している佐藤広⼀。 化学染料では⽣み出すことのできない繊細な⾊あいを表現するため、昼夜を問わず染めに没頭する守⼈たちが⾊彩巡礼の旅へ誘う。

→公式サイト
 
1月29日(日)
上映後、舞台挨拶
会場ロビーにて、紅花にちなんだミニマルシェ開催

 

トークゲスト(予定)
佐藤広⼀(さとう・こういち)  監督
1977年⼭形県出⾝。1998年、第20回東京ビデオフェスティバル(⽇本ビクター主催)にて、短編映画「たなご⽇和」でゴールド賞を受賞。監督作に「隠し砦の鉄平君」(06年)、WEBドラマ「まちのひかり チェーズーベー」(20 年)主演:庄司芽⽣(東京⼥⼦流)がある。ドキュメンタリー映画「無⾳の叫び声」(16年/原村政樹監督)、「おだやかな⾰命」(17年/渡辺智史監督)、「YUKIGUNI」(18年/同)では撮影を担当。 監督作「世界⼀と⾔われた映画館」(ナレーション:⼤杉漣/プロデューサー:髙橋卓也)が2019年に全国公開。 公開待機作品に、映画「丸⼋やたら漬 Komian」(2021年/ナレーション:⽥中麗奈/プロデューサー:同)がある。
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青木正明(あおき・まさあき) 本映画出演
天然色工房tezomeya店主。
1967年生まれ。大学卒業後大手アパレル企業にて企画業務を担当。草木染め素材を利用した企画に携わる中で天然染料への造詣を深め、退社して奈良の益久染織研究所にて廣田益久氏に師事。古代染色研究家である前田雨城氏の作品に感銘を受け、古代染色研究のため独立。
2002年より現職。京都光華女子大学短期大学部准教授。

協賛:一般社団法人文化振興ネットワーク
 

《料金》
一般:1700円 シニア(65歳以上):1100円 ユース(25歳以下):1000円 会員:1000円
*初日サービスDAY 1100円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

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