神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

2023年1月21日(土)13:00〜17:00

[貸館]日系ブラジル人の歴史と現在を知るための上映会とトーク

© Meus Russos

日系ブラジル人映画監督のマルコス・ヨシの第一作『再び、お帰り』(2021)の神戸発上映。監督自身のトークと議論あり。日系移民に関する映像も上映予定。上映後は監督と直接意見交換の機会を設ける。

 

上映作品
『再び、お帰り』
(2021/105分)監督:マルコス・ヨシ
1990年代以降の「デカセギ」現象と呼ばれるブラジルと日本の移民の流動に影響された日系人家族の絆を再構築する過程を追った自伝的ドキュメンタリー。監督のマルコスは、このデビュー作で家族の未来を保証したいという思いと、一緒にいることの不可能さとの葛藤を強調しながら、彼自身の家族の移民の軌跡を描きだした。世界最大の日系社会であるブラジルにおける日本人の存在を浮き彫りにしながら、移民によって引き裂かれた無数の家族の物語の一つである。

 

 

 

ゲストプロフィール

© Marcos Yosh


マルコス・ヨシ(監督)
ブラジルのサンパウロを拠点に活動する日系三世の映画製作者。サンパウロ大学で映画学を専攻し、映画制作を学ぶ。2016年よりエッセイ映画や一人称ドキュメンタリーの研究に取り組み、2018年に同大学博士課程に入学。2020年、長編デビュー作『再び、おかえり』のスピンオフ作品として、ドク・フィクション(docu₋fiction)短編『In Her Care』を初監督。現在は名古屋大学に交換研究員として在籍中。

 

 

上映タイムテーブル
12:30 開場
13:00 地域連携センター長・板倉史明の挨拶 マルコス・ヨシ監督の紹介
13:10 解説「二つの祖国をもつ人々——日系ブラジル人コミュニティの過去と現在」(国際文化学研究科大学院生・古川ももこ、サマーラ・ラベーリ)
13:30 肥田莉奈(神戸大学国際人間科学部3回生)制作作品
「映画『蒼氓(そうぼう)』(1937)をめぐって」(6分)の上映と肥田による制作過程をめぐるトーク
13:50 『レモン』(2004、松原ルマ監督、7分)上映と松原ルマさんのトーク
*10分休憩
14:30 マルコス・ヨシ監督紹介
14:40 映画『再びおかえり(Bem-Vindos de Novo)』(2021、マルコス・ヨシ監督、105分)上映。日本語字幕付き、ブルーレイ上映
15:55 16:25 上映終了
16:00 16:30 マルコス監督と参加者の自由な意見交換会
17:00 閉会

 

《参加費》 無料

主催:神戸大学大学院国際文化学研究科地域連携センター
協力:神戸大学国際人間科学部Global Studies Program(GSP)、神戸市立海外移住と文化の交流センター

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