神戸映画資料館とはABOUT US

神戸映画資料館 設立にあたって

神戸にエジソンの発明した活動写真の装置、キネトスコープが上陸したのは明治二九年(一八九六)、これが日本の映画事始めとなりました。
それから一世紀、阪神大震災により甚大な被害を受けた神戸の街も、多くの人達の努力によって蘇り、映画のロケーション地としての人気もますます高まっています。
もっとも傷跡の大きかった長田地区でも、復興と新たな街づくりが進められています。その新長田の街の一角に、このたび私たちは、「神戸映画資料館」を設立する運びとなりました。
世代や国境を越えて愛される映画。映画と神戸を愛する私たちは、この映画のちからによって街の活性化を促進し、人々の交流の輪を広げていきたいと考えます。

シネマ・コンプレックスの普及や、家庭内での映画鑑賞環境のデジタル革新の例をあげるまでもなく、現在、われわれの映画環境は豊かで便利になっているように見えます。しかしながら、商業性がないというだけで観客に届かない国内外のすばらしい作品が多く存在することも事実です。

「神戸映画資料館」は、神戸在住の映画コレクター、安井喜雄が多くの方々の協力を得て収集してきた貴重かつ膨大な映画フィルム、書籍、ポスターなどのコレクションを主に活用し、映画の面白さ、真の多様性を体験できる場を提供します。

また、神戸には昔から多くの外国人が生活しています。商業劇場ではなかなか見られない各国の映画を楽しむことで、相互理解を深めていくことも私たちの目的の一つです。

「神戸映画資料館」の存在によって、映画とともに発展してきた国際都市、神戸の魅力を国内外にアピールできればと考えています。

2007年3月吉日

神戸映画資料館 運営委員一同

 

神戸映画資料館とは
1. 目的

神戸映画資料館(以下、本館)は映画の歴史文化を伝え広めることを目的とする。

2. 事業

本館は前項の目的を達成するために以下の事業を行う。

(1) 映画関連資料・書籍の収集、保存
(2) 上記資料・書籍の展示および公開
(3) 映画フィルムの収集・保存
(4) 上記フィルム、および各種映画の上映
(5) 映画の文化的・歴史的研究講座
(6) 映像作家の育成と人材交流
(7) その他、本館の目標達成に必要な事業

3. 活動内容

(1) アーカイブライブラリー

当初大衆娯楽の要素が強く芸術性の価値評価が低かった映画コンテンツは、ごく一部の公的機関保存のほかは個人の収集家の下にある。個々に私蔵している資料の管理が難しくなった場合、消滅する危険性もあり、映画資料を未来に残すための収集・保存策が求められている。

コレクターの映画資料を整理して公開し、本館以外のアーカイブライブラリーと連携することによって、より一層活用の幅を広げる。収集・保存事業と映画資料の閲覧事業を組み合わせることで個人・企業・団体が個別に所持しているさまざまな映像資料を将来に渡って活用する財産とすることが出来ると考える。

 (2) 人材交流育成事業

映画の専門性、特殊性や機材の高価さから従来は一般的ではなかった映像製作も、手軽で高機能なデジタルカメラなどの技術革新によって身近なものになった。よりいいものを撮りたいという映像製作技術に対する探求心は、作り手と観客という垣根を越えて、今後も高まる傾向にあると思われる。

同時に将来の映画文化を担う若者の感性・創造性を育む場所作りが求められている。このような人材を育てる事業を本館の中核と捉え、養成のみにとどまらず、映像文化を取り巻く人材の交流事業とあわせて進めることによって総合芸術である映画文化の発展に貢献する。

 (3) 映画文化振興事業

映像関連事象の情報収集や発信を行い、本館の内外ネットワークを広げる。同時に映画文化の振興を目的としたフェスティバルの開催や上映会、映画資料展示会などの開催を通じて映画文化の広く深い振興に務める。

関連団体
神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会

プラネット映画資料図書館

PLANET +1 / PLANET studyo plus one