神戸映画資料館

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2023年2月25日(土)・26日(日)

新長田映画講座

神戸の映画/神戸の映画監督 大森一樹を語る

神戸の街が登場する映画を鑑賞し、街の歴史と魅力を再発見するシリーズ。
『セピア・タウン』『She’s Rain』『神戸在住』など神戸を舞台に映画を作り続ける白羽弥仁監督が、親交のある大森一樹監督の思い出や神戸の映画についての熱い想いを語る。
参考上映として大森監督の自主映画『暗くなるまで待てない!』と『夏子と、 長いお別れ(ロンググッドバイ)』を取り上げ、久しぶりにフィルムで上映する。

 

13:30〜 参考上映
『暗くなるまで待てない!』
(1975/71分/16mm/パートカラー)製作:桃色遊戯
監督:大森一樹 撮影:高橋聡 製作進行:持井明、磯本治昭
記録:織田敦子 プロモート:村上知彦
出演:稲田夏子、栃岡章、南浮泰造、村上知彦、津田裕子、森岡富子、磯本治昭、大森一樹、鈴木清順

福原国際東映で自主上映をしていたグループ無国籍のメンバーだった大森一樹が初めて取り組んだ16ミリ自主映画。おおさかシネマフェスティバルの高橋聡、漫画評論家の村上知彦、ぴあフィルムフェスティバルやユニジャパンで活躍した西村隆など後に大成した錚々たるメンバーが関わっている。鈴木清順監督が登場する映画としても話題になった。神戸を代表する青春映画として必見の映画である。

 

『夏子と、長いお別れ(ロンググッドバイ)』
(1978/25分/16mm/カラー)製作:文芸坐
監督:大森一樹 撮影:渡辺真 録音:木村均 編集:大島ともよ、原裕子
製作主任:三村照雄 台詞:大森一樹、村上知彦 記録:津田裕子
助監督:高橋一夫、小西均 進行:笹原敬三
出演:稲田夏子、南浮泰造、村上知彦、西村隆、高木敬三

文芸坐が製作に参入した第一回作品。『オレンジロード急行』でアマチュアから一躍プロの監督として躍り出た大森一樹が再び神戸を舞台に取り組んだ短編劇映画。『暗くなるまで待てない!』の時と違って劇場公開用のためプロのスタッフが参加、さんプラザ・シネマガイドの三村照雄など地元スタッフとの混成チームで撮影された。ポスターにもゴダールの言葉を引用しているように、映画愛に満ちた自伝的な青春映画として貴重な作品だが、フィルムは経年変化で褪色している。ご了承ください。

 

15:25〜 トーク(終了予定16:25)*26日(日)は前日の講座の録画
白羽弥仁(映画監督)
『セピア・タウン』『She’s Rain』『神戸在住』『あしやのきゅうしょく』など阪神間にこだわって映画作りを続け、大森一樹監督と親交のある映画監督。

聞き手:田中晋平(映画研究)
自主映画の数少ない研究者。国立国際美術館・中之島映像劇場などのプログラムを担当。大学でも教鞭をとり、神戸映画資料館の研究員でもある。

 
参考
「神戸の映画」大探索

《参加費》 参考上映+トーク
一般:1200円 ユース(25歳以下):800円 会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

主催:神戸市 企画:NPO法人プラネット映画保存ネットワーク

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