インタビュー前編で語られた「映画の可能性」を更に探りたいと思い、続けてお話しいただいた。
東日本大震災発生後、被害を受けた数々の土地で臨時災害放送局が開設された。『空に聞く』(2018)で小森はるか監督がカメラを向けたのはそのひとつ、岩手県の〈陸前高田災害FM〉でおよそ3年半のあいだ、パーソナリティを担当した阿部裕美さん。3月に兵庫・豊岡、新潟・長岡、東京・大塚で上映される本作をめぐり、2020年11月におこなったインタビューを公開する。