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『左手に気をつけろ』『だれかが歌ってる』 井口奈己監督・増原譲子プロデューサー ロングインタビュー(前編)
全国巡回中の井口奈己監督の最新短編作『左手に気をつけろ』が関西公開を迎えた(神戸映画資料館の上映は9月20日より)。 併映作は短編『だれかが歌ってる』。モチーフは共通するが、2作はパンデミックで大きく隔てられていることが『左手』冒頭で明示される。それでも確かに連なったひとつの世界を眼と耳に響かせるのが、井口奈己の映画の力にほかならない。その魅力を探るべく、増原譲子プロデューサーをまじえて監督にお話を伺った。
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『りりかの星』 塩田時敏監督インタビュー
18歳の高校生が見つけた夢はストリッパーだった──神戸映画資料館で8月23日(金)に公開される映画評論家・塩田時敏の監督デビュー作となる音楽付きサイレント短編『りりかの星』。80年代より評論活動を展開してきた監督のアイデアと熟練スタッフの技術が融合した本作をめぐり、インタビューをおこなった。