神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

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2022年3月12日(土)・13日(日)

古典映画超講義 映画史入門③

連続講座 古典映画超講義 クラシック映画を楽しむための6つのレッスン
2022年1月〜3月 全6回

古典映画、特にモノクロ映画は敬遠ぎみという映画ファンに捧げる3ヶ月、全6回の短期集中講座を開催します。
参加費の初回無料や先行予約など、若い世代を優待する企画です。ぜひこの機会にクラシック映画の魅力を発見してください。

映画史入門③ 古典時代の終わり──50年代ハリウッドとその他の世界
2022年3月12日(土)・13日(日)

古典映画の基礎レッスン、全3回の最終回。選りすぐりの傑作映画を見ながら映画の歴史を楽しく学びましょう。

13:30〜 上映
「二重結婚者」

The Bigamist
(1953/79分/ブルーレイ)
監督:アイダ・ルピノ
原案:ラリー・マーカス、ルー・ショアー
脚本:コリアー・ヤング
撮影:ジョージ・E・ディスカント
音楽:リース・スティーヴンス
出演:ジョーン・フォンテイン、エドモンド・オブライエン、アイダ・ルピノ

 

15:00〜 講座(終了予定16:30)
講師:井上正昭(映画研究)
50年代に入ると、ハリウッドは様々な要因によって陰りを見せ始める。しかしその中でも、優れた作家たちは、たとえジャンルの枠組みの中においてであれユニークな作品を作り続けていた。この第3回の講義では、50年代ハリウッドの作家たちの活動を中心にすえて、この時期に起きたハリウッドの変化やジャンルの変容を概観する。また、この最後の講義では、総まとめとして、前2回の講義ではあまりふれる余裕のなかったフランスや日本あるいはその他の国の映画についてもできる限りふれたい。女性監督の作品や黒人向け映画といった、これまで取り上げてこなかったマイナーな映画の存在についても、時間があれば話したいと思う。参考上映作品には、近年、映画作家としての存在がますます注目を集めている女優、アイダ・ルピノが監督した異色の作品『二重結婚者』を選んだ。この時代に女優から監督へという困難な道を歩み始めたこの稀有な女性監督の手になるフィルム・ノワールの傑作を見逃すことなかれ。

 

日程(予定) 2日目の講座は前日の録画
◉ 特別講座
①2月11日(金・祝)・12日(土)お楽しみはこれからだ 講師:井口奈己 上映作品『周遊する蒸気船』
②3月5日(土)・6日(日)小津のオフビート 講師:石井岳龍 上映作品『東京暮色』
③3月19日(土)・20日(日) 講師:濱口竜介(オンライン) 上映作品『フィラデルフィア物語』
◉ 映画史入門 講師:井上正昭
①1月29日(土)・30日(日) サイレント映画の魅惑 上映作品『サンライズ』
②2月26日(土) トーキー黄金時代の真髄 上映作品『生きるべきか死ぬべきか』
③3月12日(土)・13日(日) 古典時代の終わり──50年代ハリウッドとその他の世界 上映作品『二重結婚者』

《参加費》 上映+講座  ユース(25歳以下)500円 一般1000円
予約受付
受付開始 ユース優先受付:開催日の一ヶ月前から 一般:開催日の2週間前から
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

KOBEアート緊急支援事業(映画館支援)

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